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神経内科

一般の方へ

神経内科は内科の中で脳や脊髄、末梢神経、筋肉の病気を診療する科目です。体を動きや感覚あるいは、考えたり記憶したりする時の異常があれば、この領域の病気を疑います。
具体的な症状では、めまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などさまざまであり、全体を診察出来る神経内科でどこの病気であるかを判断することが重要です。
神経内科の病気ならば薬などの内科的治療を行いますが、骨や関節の病気が原因なら整形外科に、手術が必要な場合は脳神経外科に、精神的なものが原因時には精神科に紹介します。また、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。

どの診療科に受診するべきかは、まずかかりつけの診療所や病院の先生に症状をよくお話してご相談してください。そのうえで神経内科の診療が必要との判断でしたら、電話で予約のうえで紹介状をご持参して受診してください。
初めての患者さんの診察には30~40分ほどの時間を掛けて診察するために、救急以外は原則的に予約制としています。何卒ご了承のうえ受診ください。
なお、現在は当院神経内科の外来はすべて日本神経学会認定の神経内科専門医が担当しています。

医療関係者の方へ

豊島病院の神経内科では地域に根ざした中規模公的病院として大学病院などの高度大規模病院の神経内科とは異なる特色を持つ臨床診療を行っています。具体的には他の専門領域の内科、脳神経外科、リハビリ科などと緊密な連携のもとで、患者さん本位の小規模でも小回りの効いた質の高い診療体制を整備しています。
現在は、外来診療でパーキンソン病や脊髄小脳変性症などの神経変性疾患やてんかんおよび脳梗塞再発予防などを中心にして週に4日神経内科の専門外来を行っています。
入院診療では、てんかん、髄膜炎およびパーキンソン病など神経変性疾患での合併症の治療について神経内科領域での一般的な疾患を中心に診療を行い、より高度な治療が必要な症例については日本大学板橋病院神経内科などへ紹介しています。一方で脳外科と連携をしてSCU病棟の一部を運用し脳梗塞の急性期治療を行い、病状に応じて退院可能か回復期リハビリか当院リハビリかあるいは療養型病院か、早期に亜急性期の方向性をつけ医療の質を維持しています。
また、他の医療機関や院内から必要に応じてコンサルテーション受けており、医原性の神経障害などで医療安全の面でも貢献しています。
教育面では前期・後期研修についても臨床の場において有用で診療上必要とされる人材となることを目指し指導しています。
神経内科領域で何か有れば、救急の場合は内科の連携担当医師を通じてご連絡いただければ可及的速やかに対応いたします。また救急以外では情報提供書を作成のうえ、ご予約いただいての受診をお願いします。さらに、脳梗塞などで急性期の治療が落ち着いた時点で、積極的に地域の医療機関へ逆紹介、返送を行っていますので、何卒ご理解の程をお願いいたします。

臨床研修をお考えの方へ

豊島病院の神経内科では他の専門領域の内科、脳神経外科、リハビリ科などと緊密な連携のもとで、患者さん本位の小規模でも質の高い診療体制を整備しています。
現在は初期臨床研修医を対象に脳卒中やパーキンソン病、てんかんなど神経内科領域での一般的な疾患を中心にきめ細やかな指導を行っており、東京医師アカデミーの豊島病院神経内科コースではこれをさらに発展させています。
後期研修でも個々の後期研修医の希望をふまえて神経内科の専門研修を行い、臨床の場において有用で診療上必要とされる人材となることを目指し、日本神経学会認定の神経内科専門医の資格を取得することを目標にしています。当院の研修で不十分な臨床経験や、検査、病理などの研修は、日本大学神経内科など他の診療・研究機関へローテーションすることで日本神経学会の神経内科専門医に取得に必要な要件を満たすことが出来ます。各領域の臨床診療において、今後も臨床の出来る神経内科の医師は必ず必要とされています。
是非その第1歩として豊島病院神経内科コースで研修をしてください。

平成23年の診療実績

項目実績
外来初診患者数約400人/年
入院患者数84人/年
平均在院日数26日

入院患者疾患の内訳

疾患名人数
脳血管障害53人
神経感染症10人
神経変性疾患8人
てんかん8人
認知症性疾患4人
筋疾患3人
内科疾患に伴う神経障害3人
その他7人

スタッフ紹介

氏名役職専門資格
津田 浩昌
(つだ ひろまさ)
医長神経内科、神経眼科日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本神経学会認定神経内科専門医
日本神経眼科学会評議員
医学博士