参院厚生労働委員会は25日、人材派遣会社の新聞広告に厚労政務官として登場したことは問題だとして、丸川珠代厚労政務官に対する問責決議案を与党欠席のまま、可決した。野党の民主、みんな、社民の3党が共同で決議案を出し、採決では共産党も賛成した。
問責決議によると、丸川氏は2月25日付の全国紙朝刊に載った人材派遣会社の広告で、昨年10月に改正された労働者派遣法に盛り込まれた「日雇い派遣の原則禁止」について、見直しに向けた議論が始まることが正式に決まっているかのように説明。厚労省の方針と異なる説明をした責任は免れない、などとしている。
丸川氏は昨年12月の自民党政権発足に伴い、厚労政務官に就任。参院厚労委ではこれまで、「広告との認識はなかった」などと答弁していた。
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朝日新聞官邸クラブ