輸入乾燥硬膜の移植でヤコブ病に感染した患者や家族を支援するため、超党派の国会議員59人が26日、「薬害ヤコブ病(医原性クロイツフェルト・ヤコブ病)問題を考える議員の会」を設立した。
同日、都内で設立総会を開き、会長に自民党の中川昭一衆院議員、事務局長に民主党の桜井充参院議員を選出し「問題の早期解決や再発防止に力を合わせる」とする設立趣意書を採択した。
中川議員は今年4月の講演会で「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書に批判的な報道について「マスコミはヤコブ病のように思考が停止している」という趣旨の発言をし、患者団体から抗議を受けて謝罪した経緯がある。