福井の方面からメールをたくさんいただき、もうわけがわかりません。
福井銀行の山口大介さんからのメールに困惑しております。
本当にわけがわからないので、せめていまわかっていることを書くことにします。
以前の記事の繰り返しになるところもあるでしょうからお読みのかたには申し訳ありません。
今年に入ってから大学時代のわたしを知るという人から
完全にこちらをバカにしたコメントがブログに二度ありました。
もちろん、匿名です。匿名だから人をおちょくったようなことを書けるのでしょう。
とはいえ、ネット世界にもIPやホストというものがあります。
パソコンにはまったく詳しくないわたしでもだれが書き込んだかわかってしまったのです。
大学時代に一時期プロレス同好会のようなものに所属しておりました。
そのサークルの3学年上の先輩が嫌がらせの書き込みをしていたのです。
早稲田の政経の人で、卒業後は福井銀行に就職しています。
どうでもいいことですが彼は現役で政治経済学部、わたしは一浪で第一文学部でした。
もう15年前の話になります。しつこいようですが、
そのプロレス同好会の先輩は福井県の県立高校から現役で早稲田の政経に入りました。
いまはわかりませんが当時の偏差値は高かったのではないでしょうか。だからなのでしょう。
いまから考えたらいかにもいかにもな田舎者でかわいらしいところもあるのですが、
福井の先輩は差別が大好きな人だったんですね。在日差別や部落差別です。
プロレスの世界には、そういう被差別者が多いとされています。
福井県からはるばる上京してきたその秀才エリートの先輩は、
だれがチョンでだれがエタ(Bとバカにしていたのかな)と訳知り顔で講釈を垂れていました。
当時はわたしも立派な偽善者でしたから、その先輩が苦手でした。
いえ、正直に申しましょう。
プロレスラーをチョンだのエタだのとバカにする福井のエリートが嫌いでした。
彼はたしかに福井では村一番のエリートではあるのでしょうが、
そうだとしてもプロレスラーを差別するほど偉くはないのではないか。
そんな生意気なことをわたしは思ったものです。
このため、偉大な福井のエリートにたいへん失礼なことをしてしまいました。
福井のエリートの卒業記念色紙に1年生の分際で生意気なことを書いてしまいました。
「一連の差別発言の意図がわかりません」
もちろん、ただで済むはずがありません。
サークルOBとなった彼から
「『差別発言の意図がわかりません』の意図がわかりません」と公式に愚弄されました。
早稲田の政経を出て福井銀行に就職した彼はまるで天下を取ったようでした。
とても偉くそして怖い人を怒らせてしまったと後悔しました。
福井のエリートの圧力も少しは関係したところもございました。
しばらくしてわたしはそのサークルをやめたのであります。
それから15年のときが経過しました。
いまさらであります。いまさらどうしてかわかりません。
福井のエリートが「匿名希望」「グレート・ムラ」といったHNでコメントをくださいます。
たしかに福井のエリートに比べたらまったく至らないわたしではあります。
しかし、そうであるならば、もしそうだとしたら、
エリートは、優秀なかたは、そうでないものをいたわる義務があるのではないでしょうか。
福井のエリート銀行員は違いました。山口大介氏はそうではなかった。
自分がだれだかわかっていないと思ってでありましょう。
みじめなわたしをさんざん残酷な言葉で足蹴にしてくださいました。
たかだか卒業記念色紙の一文を福井のエリートは15年ものあいだ根に持っていたのです。
下賤のものも怒るときは怒る。わたしも微弱ながら反撃しました。
「あなたは福井銀行の山口大介さんですよね」と告発したわけです。
すると、どうでしょうか。
ブログ記事を書き込んだわずか4時間後にご本人からのメールが届いたのです。
白状しましょう。ひっくり返りそうになりました。メール文頭にはこうありました。
「山口です。ご無沙汰しています。」
おい、ちょっと待てよ、福井のエリート! それが福井県の流儀なのか?
福井銀行の山口大介さんは匿名ゆえばれないと思って、
こちらをおちょくるコメントをくださったのでしょう?
「ご無沙汰しています」って、なんですかそれは? それが福井地方のやりかたなんですか?
いかにも銀行員らしい社交の言葉が並んでいました。
続いてきた「追伸」には、いったいどこの自己啓発本で読んだのでしょうか。
15年前の福井のエリートからは想像もできないような文章がつづられていました。
俗に言うところのお世辞であります。
鬼ではないんです。わたしだって鬼ではありません。
このところ(いいのか悪いのか)年月のせいか人格が多少まろやかになっております。
この齢までこうして生きてこられたのは多くの人のおかげであります。
15年前より偽善臭くなっているのかもしれませんね。
かつては殿上人であった福井のエリート銀行員さんが直々にお声をかけてくださったのだ。
ここは大ファンのプロレスラー天龍源一郎の出身地、
福井県に敬意を表してわたしのほうが折れるべきではないかと思いました。
ぐっと自我をおさえて福井のエリートについて書いた記事をいったん消しました。
わかっていなかった。エリートを理解していなかった。福井のエリートは想像以上でした。
エリートはみんながみんな自分の命令を聞くものだと思っているのかもしれません。
おまえらおれの言うことを聞け。
裏日本福井の片隅で生まれた選ばれし天才児、
早稲田政経卒、福井銀行在籍の山口大介さんは次なる要求をしてきました。
エリートは自分のことしか考えていないのですね。自分の出世しか興味がない。
福井銀行のネット担当部署がうちのブログ記事を調べ始めたから困ると言い出しました。
自分が、福井のエリートが、山口大介本人が、
「本の山」に書き込んだ匿名コメントも削除してくれ。それに対するわたしのコメントも消せ。
当たり前のようにそう要求してきたのです。
おい、福井のエリート山口大介さんよ、どこまで順調な人生を送ってきたんだい?
どうして自分が命令したらだれもが従うと思えるのでしょうか?
まったく恥ずかしいことにカチンと来てしまいました。
福井のエリートには理解できない東国下層民の意地というものでしょうか。
いったん消した記事を元に戻しました。
そりゃあ、あんまりだと思ったからです。
いくら福井のエリートでも、そこまでこちらの気持をないがしろにしてはいけません。
久しぶりにカンカンに怒りました。
しかし、福井のエリートは、こんな記事にはびくともしないのでしょう。
また匿名で嫌がらせを始めるのかもしれません。
そんなものなのでしょう。きっとエリートはそんなものです。だから、エリートなんでしょう。
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