戦時中から愛された満腹グルメ復活
2013年06月25日 11時00分
【大阪珍名物コラボ飯(1)】おじやうどん(南船場・うさみ亭マツバヤ) 派手好きな街・大阪には、グルメでもユニークなメニューがいっぱいある。今回は、2つの異色の食材をミックスした「○○+△△」なグルメを紹介しよう。
一見すると、鉄鍋に入った普通のうどん。しかし麺をかきわけると…その下からおじやになったご飯がどっさり! これが南船場で120年の歴史を持つ「うさみ亭マツバヤ」の看板メニュー「おじやうどん」(750円)だ。
おじやうどんの具材は半玉分のうどんとお茶碗半分のご飯のほか、かしわ、穴子、シイタケ、卵、かまぼこなど盛りだくさん。熱々で、食べ終わるころにはじんわり汗が噴きだしてくる。
鍋のシメにうどんかご飯のいずれかを入れることはよくあるが、その両方が同時に入れられるのは珍しい。炭水化物+炭水化物の組み合わせで腹持ちは抜群だ。
宇佐美芳弘店長によると「おじやうどんを作ったのは先代の父。戦時中、食べ物がなかった時にうどんやご飯、その他あり合わせのものをなんでも入れて、おなかを膨らませるために作っていたらしいです」とのこと。戦後、客の「おいしかったのでもう1度食べたい」という声で復活。改良を重ねて現在の形になったのだとか。
ちなみにこのうさみ亭マツバヤは、創業時に初代店主の宇佐美要太郎さんが発明した「きつねうどん」の発祥の店としても有名。しかし、今ではそのきつねうどんよりもおじやうどんの方が圧倒的人気メニューというから、そのおいしさがどれほどのものか分かる。
戦時中から庶民に愛されてきたおじやうどんを召し上がれ。
☆うさみ亭マツバヤ=大阪市営地下鉄心斎橋駅徒歩5分。日曜・祝日定休。営業時間は午前11時から午後7時(金・土曜は午後7時30分)。
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