実は、この写真集プランの裏には、ダディから娘たちへ隠れたメッセージが込められている。

「チビたちが将来、芸能界に入りたいといえば容認します。タレントになった時、今回の写真集の件が支えにならないかと思って。なぜかって？　大人になれば分別がついて、損得勘定で依頼された仕事を判断するじゃないですか。でも、子供の時に、純粋に誰かのために仕事したっていう経験があれば、迷った時に原点に返る“財産”になるんじゃないかと」

　もう一つは、震災から復興への道を歩む愛すべき東北の人たちへのエール。

「ちょっとでも俺らが力になれないかと考えている。写真集が仮に売れれば、大げさかもしれないけど、東北の人たちにとってチビたちがＡＫＢ４８のように“会いに行けるアイドル”になるんじゃないかってね」

　最後にダディは、こう強烈な“毒ガス”を吐いた。「金もうけに走るどこかの誰かさんとは違うから！」――。