遠隔操作事件で明治大学の学生だった人や漫画家が自白して起訴されたことは記憶に新しいだろう。2秒で300字を横浜市のホームページに打ち込んだ学生に対しての取り調べでは、一心不乱に打ち込んだと書き込みを認めたら、頭の悪い検察は何も言わなくなったのだそうだ。これこそ思考停止の典型で、人間業を超えた供述でも証拠として調書を作り上げる。これが警察や検察の現在の状況だろう。つまり、証拠を自白によって作り上げること。これが警察と検察の時代遅れのやり口である。
容疑を否認していた4人のうち、2人が虚偽の自白をしたわけだが、そこまでに至った経緯について検証報告書には具体的なものは何ら記載はされていない。例えば警視庁側の場合は虚偽の自白によって捜査が翻弄されたみたいなことを書いているだけで、本当のところは虚偽の自白をせざるを得ない状況に2人を追い詰めたことは想像できることなのに、それについては何一つ書かれてはいない。
こういうのは第三者が調べるべきことのはずだが、しょせんは警察が警察を調べるだけのことで、身内が身内を調べたところで警察に不都合なことが表だって出てくるわけではない。
今回の遠隔操作で逮捕された片山さんの話で言えば、黙っていても検察がその気になれば起訴して有罪にすることができるんだから、遠まわしに早く自白しろみたいなことを水庫(みずくら)検事が脅していたそうだ。警察が取り調べでよくやることは、今罪を認めれば刑が軽くなるみたいなお決まりのやり口だと思われるが、そうやって自白という形の証拠を作り上げて犯罪者をでっち上げる。こうやって冤罪を沢山作ってきたのが日本の現状で、猫に首輪をつけたとされる人物に関しても同様で、証拠を積み上げることなく片山氏をとりあえず逮捕して、あとは自白に追い込んで事件を解決させればいいみたいな感じで始まったのが今回の冤罪事件だ(ただし確定はしていないことが、状況証拠から個人的な主観では冤罪の確率はほぼ100%)。
2秒で300字を打ち込むなんて不可能だと最初は言っていた明大の学生に対しても、最後は精神論的に一心不乱に打ち込んで書き込んだんだと、犯人であるかのような証拠を検察がでっち上げて、これで事件は解決したとして起訴して有罪に持ち込む。これが今の司法全体の病理でもあるだろう。すべてとは言わないが、検察のストーリーで犯罪者をでっち上げて裁判官がこれだけを信じて有罪にする。
高知白バイ事故についてもバスの運転手が禁錮刑を喰らってしまったそうだが、これは送迎バスに乗っていた生徒達の証言を一切採用せずに、検察のストーリー(同僚の白バイ隊員の証言)だけを裁判官が信じて起きた悲劇だろう。止まっていたバスに高速で突っ込んで勝手に死んだ白バイ隊員の自業自得のはずが、罪人をでっち上げられてしまったのだ。
高知県の白バイ隊員が一般道路で赤色灯なしで150キロぐらいで飛ばしている動画はあまりにも有名だが、交通違反してはならない警察が自ら交通違反して勝手に事故って死亡し、それで高知県警が組織ぐるみになって犯罪者を作り上げて片岡さんを禁錮1年4ヵ月の刑にして牢獄へぶち込んだ。更に、仮釈放さえ認めようとはしなかったそうだ。
権力を法律によって認められた組織が暴走すれば、どんな人でも犯罪者として作り上げることができる。例え2秒で300字を打ち込んだ不自然な捜査内容だったとしても、無理難題で非常識な供述に疑問を持たずに、これを根拠に解決したということで大学生を家庭裁判所送りにして本来の仕事をさぼる検察。これを後押しするように有罪率99.8%を誇る裁判所との結託。そして今、三権分立なんて名ばかりの後進国の日本の司法が更なる冤罪を生み出そうとしている。
散々冤罪を生み出してきた過去を忘れて未だに可視化をせずに、密室で取り調べて自白を証拠にして事件を解決しようとする姿勢と、それを後押しする裁判所の検察迎合判決によって生み出された横暴ぶりは、今回の片山氏の件や一連の流れによって物凄く透けて見えてしまったのもまた事実。容疑者=犯罪者と断定されてしまう日本人の意識が生まれたのも、三権分立が成り立っていないことが原因だろうと想像する。警察や検察を取り締まる第三者の機関があれば、特別公務員職権濫用罪を適用されることから、とりあえず怪しそうな人を逮捕して、それから自白させて事件を解決してしまえと考える警察や検察は減るだろうし、可視化も自ら進んでやっていくことにもなりそうだが、残念ながら今の制度だと逮捕権を持つ公務員連中が組織的に犯罪をしても特別公務員職権濫用罪で逮捕者が出ることはない。
そもそもとして、片山氏を逮捕したことは大いなる疑問が残る。逮捕前に容疑者を知っていたマスコミがいるということは、情報漏洩の違法行為のはずだ。そして上でも書いたように、証拠もないのにとりあえず逮捕だ。普通に考えれば、まずPCなどを押収して、そしてiesys.exeを作った証拠をつかんだら逮捕するのが当たり前かつ常識的な手法なはずだが、今回は逮捕してからPCを押収して、iesys.exeを作った明確な証拠が見つからずに焦っている状況となっている。
前回は4人も誤認逮捕したことで警察の信頼が失墜して焦ったのかもしれないが、今回の逮捕も信頼の失墜には十分すぎるほどのひどいもので、これは警察だけではなく検察や裁判所への不信感にも十分につながっていくことだろう。
面白いのは、猫にマイクロSDカードのついた首輪を片山氏がつけた監視カメラの画像があるなんて報道があったのだが、恐らくあれは警察がマスコミに流したデマ。だったらその画像を見せろと弁護士が迫ると、あれはマスコミが勝手に報道したものだと言い訳する警察。そして拘留期限が近づいてくると、突然ウィルス(iesys.exe)を作った痕跡があったと言い出して起訴してしまった。なぜ拘留期限が近づいてから急にそんなものが発見されるのか不思議で仕方がない。普通に考えて、本当に痕跡があったのならもっと早く見つけられていたはずだ。過去に検察はフロッピーディスクの内容を改竄したことのある犯罪組織だけに、こういったリーク情報はとてもじゃないが信用などできない。
更に笑っちゃうのは、会社のパソコンでiesys.exeを作ったということを警察は言っていたことだ。自宅ではなく、派遣先の会社で作ったみたいな冗談とも思えることを警察は平気で言ってのけている。普通に考えて、会社でウィルスを作るものなのか?という疑問が残る。常識で考えれば不特定多数がいる場所でウィルスの制作なんてするとは思えないから、自宅で作ったと考えるのがセオリーだろう。それ以前の問題として自宅のPCや会社のPCにはVisual Studio 2010がインストールされた痕跡はないのだ。
警察が公表した資料によると、ウィルスにはForm1が含まれているそうで、これはVisual Studio 2010の環境でC#を使ってiesys.exeを作っていることを示していることらしい。プログラミングに詳しい人からすると、Visual Studioは大きなソフトらしく、これをこっそりインストールすることは無理だという。アンインストールしてもOSの設定が書き換えられてしまうためにインストールした痕跡を残してしまう。
つまりiesys.exeを作れる環境がないにも関わらず、ウィルスを作った痕跡があるとか、アメリカのDropbox社のサーバーにウィルスの痕跡があるだのと意味不明な警察の言い訳は、Visual Studio 2010をインストールしている痕跡が会社のPCや自宅のPCにないだけで、警察の本当かどうかすら怪しいリークは全て無意味な証拠になっていく。
そして尋問では話を都合よくすり替えたりしてストーリーを作り上げようとする警察や検察の危険性を察したために、取り調べの可視化を容疑者側は要求したのだが、これを警察も検察も認めようとはしなかった。なぜかと言えば、可視化されると自白の強要が世間に知れ渡ることになるからだろう。何しろ母親に対して親子の縁を切らせるために絶縁状を書かせようとまでしていたのだ。このように容疑者を精神的に追い詰めて、そして最終手段の利益供与として「早く罪を認めれば罪状は軽くなる」みたいなことをやろうとしていたことは想像に難しくはない。
痴漢の冤罪被害者の多くも、認めればすぐ釈放してやると警察に言われて、やってもいないのに渋々痴漢をやったと自白していたことは有名な話だったが、これに似たようなことができなくなるから可視化をやりたくなかった。単純にその程度の理屈だろうと想像する。
そして可視化された取り調べでVisual Studio 2010の環境でC#を使わなければiesys.exeを作ることができないのに、これをインストールした痕跡が自宅や会社のパソコンから見つかっていない事実をどう説明するのかと逆に問われてしまうと、警察も検察も立つ瀬がない映像が残ってしまうのを恐れているのだろう。
もはや警察も検察も真実を追求するのではなく、片山という人物を犯罪者に仕立て上げることに注力を向けている犯罪組織になっていることに気づいているのかと疑問に思えるし、組織を守るためだけに必要な権力を可能な限り行使して、操り人形の裁判所も巻き込んだ一大プロジェクトになってしまっているのではないか?
そりゃ今回のことが冤罪となったら警察も検察も一気に信頼が瓦解してしまうことだろう。場合によっては懲戒免職者まで出てしまうかもしれないぐらいの事件であるから、そうならないために逮捕してしまった人物を屁理屈でも何でもいいから罪人にして実績にしたいだけ。そうとしか思えないぐらいの屁理屈のオンパレードになっている。
Dropboxのサーバーにウイルスの痕跡があるとか、ネットカフェで事前にレンタル掲示板でiesys.exeを動作確認した暗号が複数あるとか、もはや理屈が滅茶苦茶になってしまっている。掲示板の多くは暗号化されて送信されているはずだし、時々それが文字化けとなって出てきたりする。こういう暗号化が当たり前の世の中にあって、動作確認のための暗号が複数あると主張するのは全く持って意味がわからない。屁理屈もここまでくると馬鹿を通り越している。
暗号がiesys.exeの動作確認だとして情報をリークし、それを一般化させて裁判官に対して心証を有利に進めたいがための大義名分なのかもしれない。とくにサイバー関係の話は難しいから、何が正しくて何が間違っているかは判断が難しいだろう。それをいいことに、屁理屈を並べれば裁判ではなんとかなる。だから起訴しちゃえ。真実などどうでもよく、警察や検察にとって大事なのは犯罪者を作り上げる有罪実績。そう思われても仕方がないだろう。
片山氏に対して、「お前がやっていないことを証明しろ」みたいな内容を取り調べ中に言っていたそうだが、水庫(みずくら)と名乗る馬鹿検事が本来やるべきはiesys.exeを片山氏が作ったことを証明することであって、容疑者に証明しろと命令する立場ではないはずだ。容疑者に証明する義務はない。
聞いた話だと、容疑者の疑いが晴れる証拠が見つかっても、犯人を作ることが仕事と化している検察はそういう証拠を隠して裁判を続けるらしい。このように真実を見極めることよりも組織の体面こそを重んじているようでは信用は失墜することになる。


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容疑を否認していた4人のうち、2人が虚偽の自白をしたわけだが、そこまでに至った経緯について検証報告書には具体的なものは何ら記載はされていない。例えば警視庁側の場合は虚偽の自白によって捜査が翻弄されたみたいなことを書いているだけで、本当のところは虚偽の自白をせざるを得ない状況に2人を追い詰めたことは想像できることなのに、それについては何一つ書かれてはいない。
こういうのは第三者が調べるべきことのはずだが、しょせんは警察が警察を調べるだけのことで、身内が身内を調べたところで警察に不都合なことが表だって出てくるわけではない。
今回の遠隔操作で逮捕された片山さんの話で言えば、黙っていても検察がその気になれば起訴して有罪にすることができるんだから、遠まわしに早く自白しろみたいなことを水庫(みずくら)検事が脅していたそうだ。警察が取り調べでよくやることは、今罪を認めれば刑が軽くなるみたいなお決まりのやり口だと思われるが、そうやって自白という形の証拠を作り上げて犯罪者をでっち上げる。こうやって冤罪を沢山作ってきたのが日本の現状で、猫に首輪をつけたとされる人物に関しても同様で、証拠を積み上げることなく片山氏をとりあえず逮捕して、あとは自白に追い込んで事件を解決させればいいみたいな感じで始まったのが今回の冤罪事件だ(ただし確定はしていないことが、状況証拠から個人的な主観では冤罪の確率はほぼ100%)。
2秒で300字を打ち込むなんて不可能だと最初は言っていた明大の学生に対しても、最後は精神論的に一心不乱に打ち込んで書き込んだんだと、犯人であるかのような証拠を検察がでっち上げて、これで事件は解決したとして起訴して有罪に持ち込む。これが今の司法全体の病理でもあるだろう。すべてとは言わないが、検察のストーリーで犯罪者をでっち上げて裁判官がこれだけを信じて有罪にする。
高知白バイ事故についてもバスの運転手が禁錮刑を喰らってしまったそうだが、これは送迎バスに乗っていた生徒達の証言を一切採用せずに、検察のストーリー(同僚の白バイ隊員の証言)だけを裁判官が信じて起きた悲劇だろう。止まっていたバスに高速で突っ込んで勝手に死んだ白バイ隊員の自業自得のはずが、罪人をでっち上げられてしまったのだ。
高知県の白バイ隊員が一般道路で赤色灯なしで150キロぐらいで飛ばしている動画はあまりにも有名だが、交通違反してはならない警察が自ら交通違反して勝手に事故って死亡し、それで高知県警が組織ぐるみになって犯罪者を作り上げて片岡さんを禁錮1年4ヵ月の刑にして牢獄へぶち込んだ。更に、仮釈放さえ認めようとはしなかったそうだ。
権力を法律によって認められた組織が暴走すれば、どんな人でも犯罪者として作り上げることができる。例え2秒で300字を打ち込んだ不自然な捜査内容だったとしても、無理難題で非常識な供述に疑問を持たずに、これを根拠に解決したということで大学生を家庭裁判所送りにして本来の仕事をさぼる検察。これを後押しするように有罪率99.8%を誇る裁判所との結託。そして今、三権分立なんて名ばかりの後進国の日本の司法が更なる冤罪を生み出そうとしている。
散々冤罪を生み出してきた過去を忘れて未だに可視化をせずに、密室で取り調べて自白を証拠にして事件を解決しようとする姿勢と、それを後押しする裁判所の検察迎合判決によって生み出された横暴ぶりは、今回の片山氏の件や一連の流れによって物凄く透けて見えてしまったのもまた事実。容疑者=犯罪者と断定されてしまう日本人の意識が生まれたのも、三権分立が成り立っていないことが原因だろうと想像する。警察や検察を取り締まる第三者の機関があれば、特別公務員職権濫用罪を適用されることから、とりあえず怪しそうな人を逮捕して、それから自白させて事件を解決してしまえと考える警察や検察は減るだろうし、可視化も自ら進んでやっていくことにもなりそうだが、残念ながら今の制度だと逮捕権を持つ公務員連中が組織的に犯罪をしても特別公務員職権濫用罪で逮捕者が出ることはない。
そもそもとして、片山氏を逮捕したことは大いなる疑問が残る。逮捕前に容疑者を知っていたマスコミがいるということは、情報漏洩の違法行為のはずだ。そして上でも書いたように、証拠もないのにとりあえず逮捕だ。普通に考えれば、まずPCなどを押収して、そしてiesys.exeを作った証拠をつかんだら逮捕するのが当たり前かつ常識的な手法なはずだが、今回は逮捕してからPCを押収して、iesys.exeを作った明確な証拠が見つからずに焦っている状況となっている。
前回は4人も誤認逮捕したことで警察の信頼が失墜して焦ったのかもしれないが、今回の逮捕も信頼の失墜には十分すぎるほどのひどいもので、これは警察だけではなく検察や裁判所への不信感にも十分につながっていくことだろう。
面白いのは、猫にマイクロSDカードのついた首輪を片山氏がつけた監視カメラの画像があるなんて報道があったのだが、恐らくあれは警察がマスコミに流したデマ。だったらその画像を見せろと弁護士が迫ると、あれはマスコミが勝手に報道したものだと言い訳する警察。そして拘留期限が近づいてくると、突然ウィルス(iesys.exe)を作った痕跡があったと言い出して起訴してしまった。なぜ拘留期限が近づいてから急にそんなものが発見されるのか不思議で仕方がない。普通に考えて、本当に痕跡があったのならもっと早く見つけられていたはずだ。過去に検察はフロッピーディスクの内容を改竄したことのある犯罪組織だけに、こういったリーク情報はとてもじゃないが信用などできない。
更に笑っちゃうのは、会社のパソコンでiesys.exeを作ったということを警察は言っていたことだ。自宅ではなく、派遣先の会社で作ったみたいな冗談とも思えることを警察は平気で言ってのけている。普通に考えて、会社でウィルスを作るものなのか?という疑問が残る。常識で考えれば不特定多数がいる場所でウィルスの制作なんてするとは思えないから、自宅で作ったと考えるのがセオリーだろう。それ以前の問題として自宅のPCや会社のPCにはVisual Studio 2010がインストールされた痕跡はないのだ。
警察が公表した資料によると、ウィルスにはForm1が含まれているそうで、これはVisual Studio 2010の環境でC#を使ってiesys.exeを作っていることを示していることらしい。プログラミングに詳しい人からすると、Visual Studioは大きなソフトらしく、これをこっそりインストールすることは無理だという。アンインストールしてもOSの設定が書き換えられてしまうためにインストールした痕跡を残してしまう。
つまりiesys.exeを作れる環境がないにも関わらず、ウィルスを作った痕跡があるとか、アメリカのDropbox社のサーバーにウィルスの痕跡があるだのと意味不明な警察の言い訳は、Visual Studio 2010をインストールしている痕跡が会社のPCや自宅のPCにないだけで、警察の本当かどうかすら怪しいリークは全て無意味な証拠になっていく。
そして尋問では話を都合よくすり替えたりしてストーリーを作り上げようとする警察や検察の危険性を察したために、取り調べの可視化を容疑者側は要求したのだが、これを警察も検察も認めようとはしなかった。なぜかと言えば、可視化されると自白の強要が世間に知れ渡ることになるからだろう。何しろ母親に対して親子の縁を切らせるために絶縁状を書かせようとまでしていたのだ。このように容疑者を精神的に追い詰めて、そして最終手段の利益供与として「早く罪を認めれば罪状は軽くなる」みたいなことをやろうとしていたことは想像に難しくはない。
痴漢の冤罪被害者の多くも、認めればすぐ釈放してやると警察に言われて、やってもいないのに渋々痴漢をやったと自白していたことは有名な話だったが、これに似たようなことができなくなるから可視化をやりたくなかった。単純にその程度の理屈だろうと想像する。
そして可視化された取り調べでVisual Studio 2010の環境でC#を使わなければiesys.exeを作ることができないのに、これをインストールした痕跡が自宅や会社のパソコンから見つかっていない事実をどう説明するのかと逆に問われてしまうと、警察も検察も立つ瀬がない映像が残ってしまうのを恐れているのだろう。
もはや警察も検察も真実を追求するのではなく、片山という人物を犯罪者に仕立て上げることに注力を向けている犯罪組織になっていることに気づいているのかと疑問に思えるし、組織を守るためだけに必要な権力を可能な限り行使して、操り人形の裁判所も巻き込んだ一大プロジェクトになってしまっているのではないか?
そりゃ今回のことが冤罪となったら警察も検察も一気に信頼が瓦解してしまうことだろう。場合によっては懲戒免職者まで出てしまうかもしれないぐらいの事件であるから、そうならないために逮捕してしまった人物を屁理屈でも何でもいいから罪人にして実績にしたいだけ。そうとしか思えないぐらいの屁理屈のオンパレードになっている。
Dropboxのサーバーにウイルスの痕跡があるとか、ネットカフェで事前にレンタル掲示板でiesys.exeを動作確認した暗号が複数あるとか、もはや理屈が滅茶苦茶になってしまっている。掲示板の多くは暗号化されて送信されているはずだし、時々それが文字化けとなって出てきたりする。こういう暗号化が当たり前の世の中にあって、動作確認のための暗号が複数あると主張するのは全く持って意味がわからない。屁理屈もここまでくると馬鹿を通り越している。
暗号がiesys.exeの動作確認だとして情報をリークし、それを一般化させて裁判官に対して心証を有利に進めたいがための大義名分なのかもしれない。とくにサイバー関係の話は難しいから、何が正しくて何が間違っているかは判断が難しいだろう。それをいいことに、屁理屈を並べれば裁判ではなんとかなる。だから起訴しちゃえ。真実などどうでもよく、警察や検察にとって大事なのは犯罪者を作り上げる有罪実績。そう思われても仕方がないだろう。
片山氏に対して、「お前がやっていないことを証明しろ」みたいな内容を取り調べ中に言っていたそうだが、水庫(みずくら)と名乗る馬鹿検事が本来やるべきはiesys.exeを片山氏が作ったことを証明することであって、容疑者に証明しろと命令する立場ではないはずだ。容疑者に証明する義務はない。
聞いた話だと、容疑者の疑いが晴れる証拠が見つかっても、犯人を作ることが仕事と化している検察はそういう証拠を隠して裁判を続けるらしい。このように真実を見極めることよりも組織の体面こそを重んじているようでは信用は失墜することになる。
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