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【グラニュース】


田中輝&田鍋、20歳2トップはつらつ

2013年6月25日 紙面から

 リーグ戦14位からの巻き返しを図る名古屋グランパスのFW田中輝希(20)とMF田鍋陵太(20)が24日、紅白戦で2日連続となる主力組の2トップを組んだ。2人は三菱養和ユース時代からともに戦ってきた先輩後輩同士。田鍋にとっては初の本格的なFW挑戦となるが、MF小川佳純(28)も含めた同門の先輩のアドバイスを受けながら、ポジション獲得に挑む。

 フレッシュな20歳の2トップが、夕暮れのピッチに新風を吹き込んだ。午後の紅白戦で、主力組のFWに入った田中輝と田鍋。オーストラリア代表としてW杯予選を戦ったFWケネディ、腰痛のため練習を回避しているFW玉田の2人がいないとはいえ、FW矢野やMFヤキモフスキーらを押しのけ、はつらつとしたプレーを見せた。

 特に目を見張るものを見せたのは田鍋だ。1本目では得意ではない左足で「狙わずに打った。本能で」という鮮やかなボレーシュートを決めた。2本目では田中輝が起点となって右サイドに展開し、田中隼の右クロスに頭で合わせた。「ああいう形で点を取れればチームとしても収穫」と、得点センスを発揮した。

 学年は田中輝がひとつ上だが、2人は三菱養和ユース時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた間柄。当時は田中輝が左、田鍋が右のサイドアタッカーで、近い距離での連係は少なかったが、田中輝は「陵太からは常に刺激をもらってきた」と振り返る。田鍋も「練習後もよく話をしている」と、新たな挑戦をサポートしてもらっている。

 そんな2人を厳しくも温かく見つめるのが、同じ三菱養和出身のMF小川だ。「今のサッカーはサイドでドリブルするだけでは生き残れない。中での動きを吸収した方がいい」と、ボールの受け方など田鍋に積極的にアドバイスを送っている。

 ケネディ、玉田の不在による布陣だが、もちろん2人はやすやすと明け渡すつもりはない。「大変なことばかりだけど、すごいチャンス。2人でアピールしていきたい」と田鍋。小川を含めた養和トリオが逆襲への起爆剤となる。 (宮崎厚志)

 

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