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渋谷「109」釜石とコラボ 8月、期間限定ショップ開設
 | 期間限定ショップの出店をPRするポスター |
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10代、20代の若い女性に人気のある東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA109」は8月16日から3日間、東日本大震災で被災した岩手県釜石市に、期間限定ショップ「SHIBUYA109 KAMAISHI」を出店する。「復興に向かう釜石に人を集め、活気づけたい」。そんな願いを込め、釜石市の中学3年の女子生徒が「109」運営会社の社長に「直訴」した一通の手紙がきっかけで実現する。
「109」を運営する東急モールズデベロップメント(東京)の大石次則社長が24日、釜石市で記者会見し発表した。 同社によると、手紙は昨年9月に届いた。釜石市の被災状況とともに「少しでもあの日(震災当日)のことを忘れられる楽しいイベントを企画したい。釜石の中高生が考えたデザインで服を作り釜石で売って、釜石に笑顔を取り戻したい」と熱い思いが便箋4枚にしたためられていたという。 「109ブランドが、被災地の女子生徒に、こんなに頼りにされていることに素直に感動した。ファッションで釜石に笑顔と元気を届けたい」と大石社長。同社は女子生徒と面会、市の協力も得て、夢を実現することになった。 期間限定ショップは、JR釜石駅に隣接する市の観光施設「シープラザ釜石」1、2階に「マウジー」「サマンサタバサ」など「109」ショップ十数店舗が出店予定。 手紙を出した女子生徒と友人10人が「109」ショップのデザイナーと共同開発する洋服やバッグなどの限定商品も販売する。有名モデルが出演するファッションショーも開催、地元の中高生約1000人を招待する。 野田武則市長は「女子生徒の思いは釜石の多くの若者の思いと同じ。ことしの夏の明るい話題だ」と歓迎している。
2013年06月25日火曜日
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