中国で財テク商品、焦げ付きも 信用不安の恐れ【北京共同】欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは24日までに、中国で6月下旬に総額1兆5千億元(約24兆円)の財テク商品が償還満期を迎えるとの試算を発表、資金不足で一部銀行による償還が困難になる恐れがあると指摘した。中国の投資家に浸透する財テク商品が焦げ付けば信用不安が広がりかねず、市場では緊張が高まっている。 問題の財テク商品は「理財商品」と呼ばれる。高金利だが元本割れなどの高いリスクを伴う商品で、銀行や信託会社が販売。集めた資金の多くは、問題化している「影の銀行」の資金となり、正規に銀行融資を受けられない不動産企業などへの迂回融資などに利用される。 【共同通信】
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