【川田俊男】原発の使用済み燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が27日にも、フランスから関西電力高浜原発(福井県)に運び込まれる。搬入は東京電力福島第一原発事故後初めて。関電は7月上旬にも、MOX燃料を使ったプルサーマル発電の再開を前提に、高浜3、4号機の再稼働を国に申請する。
搬入されるMOX燃料は、関電の原発から出た使用済み核燃料を元に仏加工工場へ製造を依頼。MOX燃料にした燃料集合体20体分のうち、今回何体運び込むのかについて関電は明らかにしていない。
到着予定日は核防護上の理由で直前まで非公表。関係者によると、27日ごろを予定しているという。輸送船は仏シェルブールを現地時間4月17日に出港。南アフリカの喜望峰を回り日本に向かっている。
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朝日新聞社会部