韓日通貨交換協定 延長見送り=30億ドル分
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本は来月3日に期限を迎える通貨交換(スワップ)協定を延長しない方針を決めた。韓国銀行(中央銀行)が24日、明らかにした。
通貨交換は通貨危機などの緊急時に自国通貨と相手国の通貨、またはドルを融通し合うもの。来月期限を迎える通貨交換協定額は30億ドル(約2950億円)分。これで、韓日中の3カ国と東南アジア諸国との通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)による100億ドル分だけが残ることとなった。
両国は一時、協定の限度額を700億ドルに拡大したが、昨年の独島問題などによる両国関係の悪化で、現在は130億ドルに減っている。
日本側は今回の期限満了を控え、韓国の要請がない限り、延長しないとの立場を示していた。これに対し、韓国側は双方の必要により延長するもので、要請するものではないと神経戦を繰り広げていた。
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