ハンドルネーム使いネット掲示板に「カキコ」で組員に指示 77歳山口組直系古参組長の“ITリテラシー”
指定暴力団山口組直系「英(はなぶさ)組」組長で山口組舎弟の1人、津留(つどめ)英雄容疑者(77)=通称・英五郎=が大阪府警捜査4課に逮捕された。容疑は配下の組員に「半グレ」と呼ばれる不良集団の排除を唆したとされる暴力行為処罰法違反。暴力団捜査でもっとも難しいとされるのが組長の「指示」の立証だ。組事務所などの“密室”で行われるためだが、今回は動かぬ証拠が見つかった。津留容疑者が組員に指示を出していたのは、誰でも閲覧できるインターネットの掲示板。過去にも「<館>」というハンドルネーム(ネット上の仮名)で掲示板にたびたび投稿し、組員に指示を出していたという。ガラス張りの暴力団を率いた大物組長の横顔とは−。
掲示板は津留容疑者が主宰。「城下町」は大阪市西淀川区の組事務所周辺(シマ)を指す隠語。投稿主である「<館>」というハンドルネームは「やかた」と読み、津留容疑者が信奉する「御館(おやかた)さま」と呼ばれた武田信玄に由来する。「館」を挟む「<>」は山という字をひし形にデザイン化した山口組の代紋「山菱」にちなんだとみられている。
掲示板は「皆さまの広場です。政治問題、社会問題など何でも結構!仲間同志気楽に語り合って下さい」と書かれており、パスワードなどがなくても誰でも閲覧、投稿できる。
<館>以外の投稿者の中には、組幹部と思わしき名前も登場する。捜査関係者によると、掲示板は英組の連絡用に使われていて、組員たちは携帯電話などで日々この掲示板をチェックし、日々の業務報告まで書き込んでいた。
闇社会を暗躍する暴力団を率いる組長。しかも山口組の中で最古参級。年齢は77歳。インターネットとはあまり縁がないようにみえるが、「カキコ」などのネット用語まで駆使した<館>の書き込みからは、実際の姿は想像できない。
《九州で、のんびり暮らしてると、お思いだろうが、毎日、結構忙しく、時間に追われる生活をしてます。そう言えば先日、白内障の手術しました。きのうから、やっと解禁です。開拓した居酒屋巡りも、また仕事の一つです(笑)暇があれば、またカキコ下さい》
《近所の子供らの挨拶!気持ちいいですね〜。それにひきかえ、いい歳をした大人が挨拶も出来ない馬鹿がいます。寂しいですね〜》
《巨沈!甲子園で30イニング連続無得点だって!!!乾杯!!!》
いずれも<館>による書き込みだ。実は、津留容疑者はネット通として知られており、掲示板だけでなく、暴力団組長としては珍しくブログも開設した。関係が深いとされる政治団体はホームページ(HP)もあり、グッズも販売している。
津留容疑者の「渡世名」英五郎は幕末の侠客(きょうかく)大前田英五郎から取ったとされる。府警捜査4課OBは「ほんまもんの任侠(にんきょう)なら、カタギ(一般人)に手を出したらあかんわ」。
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