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福島県内で児童交流全国から公募 「被ばくさせるな」抗議続々

2013年06月21日(最終更新 2013年06月21日 00時20分)

 福島大が全国から小学生を募集し、福島県内でキャンプをしながら同県の児童たちと交流するイベントを企画、参加者を募ったところ、「子どもを被ばくさせるのか」といった抗議や非難の電話やメールが相次いでいる。趣旨に賛同し、九州の募集窓口となった熊本学園大(熊本市中央区)にも届いているという。福島大は「放射線量の独自調査もし、健康面への問題はないと判断した」と話している。

 「集まれ! ふくしま子ども大使」と称したイベントは交流を通して、全国の子どもたちに東日本大震災や福島第1原発事故への理解を深めてもらおうと、同大の教授と学生が企画。小学4~6年生を対象に全国から30人、福島県内から15人を募り、8月16日から3泊4日の日程で同県猪苗代町のホテルに滞在し、カヌーをしたり、原発事故の避難者が生活する仮設住宅を訪問したりする。

 熊本学園大には20日までに10件の参加希望があるが、ホームページの連絡先には抗議の電話30件以上、メールが約30件届いているという。「子どもを福島に連れて行くなんて鬼か悪魔だ」といった内容で、インターネット上には大学への抗議を呼びかける書き込みもあったという。

 猪苗代町は福島第1原発から70~80キロ離れており、福島大の鈴木典夫教授(地域福祉論)は「実際に福島の子どもたちも遊んでいる。福島ということで風評につながるのは悲しいが、そういった声を受け止め、イベントを偏見根絶につなげたい。参加を強制しているわけではない」と語った。

 熊本学園大で企画の実行委員を務める同大水俣学研究センター長の花田昌宣教授は「数日で浴びる線量はそれほど高くない。心配なのは理解できるが、申込者に丁寧に説明する。後は各自で判断すべきだ」と語った。

=2013/06/21付 西日本新聞朝刊=

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