都議選が終わりましたね。
投票という超低コストの社会参加
いつも思うんですが、投票って、社会参加のあり方としてはめちゃくちゃ低コストですよね。何せ、投票所に行って名前を書いて箱に入れて終わり。誇張ではなく、2分で終わりました。
投票は市民の大切な社会参加だ!とはよく語られますし、投票に行かないのは悪いことだ、という社会通念も根強いです。でも、その社会参加って、2分でできてしまう、低コストなものなんですよね。こんなコミットメントで世の中が変わると思ったら、それは現実を甘く見すぎています。
書籍「年金は本当にもらえるのか?」の指摘は納得できます。
こうした時代、国民自身が年金制度、年金問題の正しい知識を身につけ、官僚や政治家が行う年金政策を不断にチェックし、モノをいい続けることこそが、国民に取っての唯一の生活防衛方法です。
いくら政権交代を起こしたといっても、所詮、国民は投票にいっただけのことですから、ほとんどコストを支払っていません。投票に行くぐらいのことで、無料で、安心の年金制度が手に入ると考えるのは、虫がよすぎる話であり、国民の側も努力をし続けなければなりません。
まったく同感です。投票に行って責任を果たしたつもりになり、あとは政治家任せ、というのはどう考えても虫が良すぎます。もっとぼくらは関与しなくてはならないのです。
ぼくら市民が行動しなければ、結局世の中の問題は変わらず存在しつづけるでしょう。そのとき、ぼくらが被る不遇を、政治のせいにするのは道理が狂っています。だって、あなた「一票を投じた」だけじゃないですか。もっとできることはなかったんですか?たった2分、投票作業をしただけですよね。
ボランティアでもプロボノでも寄付でも起業でも、市民には「社会をよくする」多数の選択肢が用意されています。選挙という間接的・超低コストな社会参加だけで、世の中がよくなるわけがないのです。
ソーシャルメディアの発達のおかげで、市民の社会参加の機会は格段に増えています。「Readyfor?」や「Shootingstar」のようなクラウドファンディングサイト、「CollaVol」のようなボランティアマッチングサイト、「change.org」のような署名サイト、「Gooddo」のような企業連携の社会貢献サイトなどなどのサイトを覗けば、すぐ社会的なコミットメントを行うことができます。
次の土日、または給料日にでも、ぜひ投票よりコストの高い、社会参加に挑戦してみて下さい。投票は別に面白いものではないですが、ボランティアや寄付は、純粋に面白いものでもあります。そうです、社会参加というのは、本来面白いものなんですよ。
関連本では駒崎さんの寄付論がおすすめ。Amazonでも評価の高い作品です。