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フリーアナウンサーの辛坊治郎さんと、セーラーの岩本光弘さんが太平洋横断に挑戦。しかし出航から5~6日後に浸水が発生し、救助要請を出して海上自衛隊に救助された。無事に助かってなによりだが、いくつか疑問の声があがっている。
 
・ブログ記事をすべて削除
救助後、辛坊さんはすべてのブログ記事を削除し、多くの人たちが驚きを隠せずにいる。いままでの経緯がすべてわからなくなってしまうし、そもそも消す理由がないからだ。しかもそのブログ記事のひとつには、大阪から福島の港へヨットを運ぶため回航していた際、ヨット船内に「漏水」があった書かれていたのだが、それも読めなくなっている。以下は、辛坊さんが削除した6月14日のブログ記事である。
 
・辛坊さんが削除した6月14日のブログ記事
「完璧に整備したと皆が思い込んでいたエオラス号にいくつかの問題点が見つかったんです。まず一つは、船の舳先に突き出ている大きな棒、これをバウスプリットって言うんですが、この根元から少量の漏水が発見されました。エオラス号には既に太平洋横断用の資材をすべて積み込んでいたために相当喫水が下がっていて、台風の余波のうねりに舳先から突っ込んで派手に海水をすくい上げる局面が何回かあったんですが、この時バウスプリットの止水に不具合があって、水が漏れることが分かったんです。当初、この2日間で舳先をすべて解体して、充填剤を入れなおすことも計画されたんですが、様々なリスクを計算した結果、内側からの充填で対処することになりました。余程荒れた海でない限り漏水しませんし、エオラスの設備で簡単に排水できる程度のものですから、これで、まず大丈夫でしょう」(引用ここまで)
 
・結局は浸水してリタイア
「漏水」と「浸水」の意味は違ってくるかもしれないし、辛坊さん自身は同じ意味として使っているかもしれない。しかし、この点に関して多くの人たちが疑問視。漏水があったにもかかわらず、「余程荒れた海でない限り漏水しません」として問題視せずに出航をしたからだ。結局は浸水してリタイアしている。
 
・漏水しつつも充填剤を入れる対処はせず
今回の浸水と、回航中の漏水の原因が同じかどうかは不明。しかし、どうして漏水があったにもかかわらず、出発日を遅らせるなどして万全の状態にしなかったのか? 「この2日間で舳先をすべて解体して充填剤を入れなおすことも計画」としながら、どうしてそれをしなかったのか? 太平洋を横断するという命のかかった状況において、あまりにも安易すぎると思われているのも事実である。
 
・『24時間テレビ』の放送日を考慮して出航?
インターネット上では「24時間テレビに間に合わせるためスケジュール優先で出航したのではないか」という声が出ている。確かに、当初の予定で出航すれば8月に北米に到着する予定だったので、到着するかしないかの時期に『24時間テレビ』の放送日(2013年8月24~25日)となる。
 
・インターネット上の声
「なーんだバリバリの24時間企画だったのか」
「ブログ削除が早かったんでおかしいと思ったら」
「辛坊氏、これはだめだわ。太平洋を横断するには準備を怠り過ぎている」
「寛平ちゃんで成功したから、「ヨット企画の第二段」を立ち上げたんだろうね」
「テレビってホントにイヤらしい」
「太平洋横断をする船の浸水をわかっていたにかかわらずの特段の修理もしなかったということは無謀」
「恥ずかしすぎる偽善番組24時間テレビはいい加減やめてくれ」
「こりゃ酷い すでに浸水しているのに、応急処置で外洋にでるとは」
「整備不良と知りながら出発したんだ」
「プロの登山家でさえ少しでも危ないと思ったら登りはしないというのに」
「海自出動して莫大な国民の税金が使われたそうだけどこれって国民負担なの?」
「24時間TVの為に自衛隊を使うなよ」
 
・辛坊さんを擁護する声
しかし辛坊さんを擁護する声もいくつかあり、「どうして世間の目はこんなにも冷たいんだろう。命が助かるならいいじゃないか。金じゃないだろ。 そもそも辛坊さんはヨット素人じゃないし、太平洋横断なんて軽々しく挑む人はいませんよ」という声もあった。
 
・安易な気持ちで挑んだ思われているのが現状
辛坊さんの太平洋横断は応援したいところだし、無事に救援されたことを嬉しく思っている人も多いだろう。命より大切なものはないし、本来ならばリタイアしたことを責める人はいない。しかしそれは、本人が万全の態勢で出航していた場合でのこと。
 
・事実と反するならば誤解を解く必要がある
いまのところ、辛坊さんは完璧な状態で出航せず、安易な気持ちで挑んだと多くの人たちに思われているのが現状だ。事実と反するならば誤解を解く必要があるし、弁明の会見を開いたりコメントを出すべきかもしれない。
 
参照元1: ブラインドセーリング( 辛坊治郎 2013/06/14 )
参照元2: ブラインドセーリング(記事が全削除された現在のもの)