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日本全国どこでも片道6000マイル!

ライターadventure_182005さん(最終更新日時:2013/4/16)投稿日:2013/4/16 アドバイス受付中!

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はじめに

ユナイテッド航空のマイレージ(マイレージプラス)を利用すると、ANA国内線を片道6000マイル、往復12000マイルで日本全国どこでも行くことができます。


格安航空会社(LCC)の参入で、国内線の料金が驚くほど安くなり、今更マイルを使った方法を紹介するメリットもあまりないのですが、ユナイテッド航空のマイレージプラスは他とはちょっと違った面白い使い方ができます。


下記地図がANA便が就航している空港です。

ANAの豊富な路線を利用して、稚内~石垣島などの使い方が片道6000マイル、往復12000マイルで利用できます。
就航都市

ステップ1

メリット1:乗り継ぎを含めても、片道6000マイル、往復12000マイルでOK!

マイレージプラスの場合、片道=1区間、往復=2区間という考え方ではなく、出発地から目的地までが片道になり、直行便がなければ経由便を利用しても同じマイル数で利用できます。

極端な例では、札幌~石垣島間には直行便はありませんが、札幌→東京→沖縄→石垣島と3区間乗り継ぐこともでき、これが片道6000マイル、往復12000マイルで利用できます。
逆に、東京~大阪を往復した場合も同じ12000マイル必要になります。

ポイント

  • 基本的には出発地から目的地まで直線的なルートを取る必要があります。
  • 東京→(福岡経由)→札幌のような明らかな遠回りはできませんが、多少の遠回りであれば利用できたりするので、遠回りの判断はユナイテッド航空に直接問い合わせてルートを伝えてみないとわかりません。

  • ・上記の札幌~石垣島は一例であって、ANA便が就航している空港であれば、遠回りをしない限りは利用できるため、特に地方都市~地方都市間の移動や離島路線など割高な路線では、このチケットを使う価値があります。
  • (例)長崎~(東京経由)~秋田、広島~(東京、札幌経由)~利尻など

   ・ANA運航便がない空港でも、ANAのコードシェア便があるエアドゥの東京~帯広線       やスターフライヤーの東京~北九州線なども利用できます。
   
   ・直行便がある区間でも、あえて経由便を選ぶことも可能。
   福岡~東京間が満席で利用できない時は、福岡→宮崎→東京で空席があればOK


メリット2:ストップオーバー(経由地での滞在)が可能

往復12000マイルを利用する場合に限って、途中の経由地でストップオーバー(24時間以上の滞在)をすることができます。

例えば、上記のルートで札幌~石垣島を往復する場合、目的地の石垣島以外にも経由地の東京もしくは沖縄でどちらか一回滞在が可能です。
このストップオーバーができるようになったことで、札幌から東京に行く用事があった場合でも、足を伸ばして札幌~(東京滞在)~石垣島で利用した方が、マイル数は12000マイルで変わらず東京+石垣島も楽しめてお得です。

ポイント

  • ストップオーバー(経由地での滞在)以外にも、オープンジョー(到着空港と出発空港を変える)も利用でき、この2つを活用するとさらに利用価値が高くなります。

  • (例)往路:東京→福岡(ストップオーバーを使って滞在)→(沖縄経由)→石垣島
  •    復路:宮古島→(沖縄経由)→東京
  • 石垣島→宮古島間の移動は別途手配する必要がありますが、このように石垣島と宮古島2つの島に行ける上、さらに福岡でも滞在ができます。

ヒント

  • 片道特典(6000マイル)では、経由地での24時間以上の滞在(ストップオーバー)はできませんが、経由地で24時間以内の滞在は可能で、例えば経由地東京で到着が16時であれば、翌日の15時55分までに出発する便を選ぶと東京でほぼ1日滞在ができます。


メリット3:予約が11ヶ月前~前日まで可能

通常、ANA国内線の予約は2ヶ月前にならないと予約できません。
しかし、マイレージプラスの会員は11ヶ月前からANA国内線の予約ができ、また出発前日まで予約が可能です。

ポイント

  • 11ヶ月前から予約ができる点もメリットなのですが、割高なチケットを購入する必要がある出発前日でも予約できる点は、特にLCCが就航していない路線や乗り継ぎでしか行けないような所には、下記のデメリットの欄で詳しく記載しますが、合計$100(1万円)の手数料を支払っても、出発前日に予約ができるメリットは大きいです。


メリット4:航空券の有効期限は発券した日から1年間有効

このチケットは発券した日から1年間有効で、その期間内であれば日付の変更やルート変更が何度でもできます。(出発日20日を切った変更に対しては$75の手数料が必要)

ヒント

  • 1年間有効ということと、ストップオーバーができる点を使って、北海道旅行と沖縄旅行をセットで計画することも可能。

  • (例)往復12000マイルを使って、
  • 往路:紋別→東京(ストップオーバーを使って滞在)→石垣島
  • 復路:石垣島→東京で発券。
  • これとは別に、LCCなどを利用して東京→札幌間の片道分だけを購入。

  • この2つのチケットを使って、冬は北海道へ雪まつりと流氷を兼ねて旅行。
  • 往路は別途購入したLCCなどで札幌へ行き、復路は12000マイルで発券したチケットを使って紋別から東京へ戻り一旦終了。
  • 夏にそのチケットの続きを使って、石垣島へ旅行するという使い方もできます。
  • 有効期限が1年間と長いこととストップオーバーが使えることで、東京→札幌の片道チケットを別途購入する必要があるものの、12000マイルで北海道と沖縄旅行両方を楽しむこともできます。

メリット5:年間を通して一律片道6000マイル、往復12000マイル

ANAのマイレージのようにシーズンに寄って必要マイル数が別れていないため、夏休みなど繁忙期に利用しても同じマイル数で利用できます。

ヒント

  • 盆正月などは特典航空券用の座席自体が少なく予約が難しいですが、それでもANAのマイレージでハイシーズンに東京~石垣島往復すると23000マイルも必要になるところを、ユナイテッド航空のマイレージを使うと約半分の12000マイルで往復でき、先にも書いたように、空席のある便を乗り継いでも同じマイル数で利用できるので、東京→鹿児島→沖縄→石垣島と利用してもマイル数は変わりません。


デメリット1:ネットから予約ができない

ユナイテッド航空のマイレージを使ったチケットのため、ユナイテッド航空を通して予約する必要があるのですが、残念ながらユナイテッド航空のWEBサイトからはANA国内線の予約が一切できず、すべて予約センターを通してする必要があります。

ヒント

  • 空席状況は予約センターに電話で確認する方法が一番確実ですが、それ以外にもANAのマイレージ会員の方であれば、ログイン後国内線特典航空券の空席照会に進むと確認ができ、必ずしもANAのマイレージ会員向けの空席とユナイテッド航空の会員向けの空席が一致するとは限りませんが、おおよその見当は付きやすいです。
  • https://aswbe-d.ana.co.jp/9Eile48/rsvp/dyc/awdResVacantStart.do?CONNECTION_KIND=AWARD&rand=11341610619 (ANAのマイレージ会員のみ)

  • さらに便利なところではエアカナダのマイレージ会員になると、ANAの国内線特典航空券の空席状況を乗り継ぎも含めてWEBから一度で確認できるため、そこで表示された空席をユナイテッド航空の予約センターに電話で伝えるとスムーズに予約でき、これは本当に便利なので、空席を確認するためだけにエアカナダのマイレージ会員になる価値はあります。(残高0でも確認できます)
  • https://www3.aeroplan.com/adr/AirBooking.do (エアカナダのマイレージ会員のみ)

デメリット2:手数料関係が高い

・予約センターを通しての発券:$25(約2500円)

今回紹介したチケットは、上記でも述べたようにユナイテッド航空のホームページから予約できず、そのためこのチケットを予約するにあたって、予約センターを通しての発券手数料$25(約2500円)は必ずかかってきます。

・20日以内の緊急発券手数料:$75(約7500円)

(例)1月21日の便を予約する場合、20日を切った1月1日からは$75の緊急発券手数料がかかるので、この手数料を避けたい場合は21日より前に予約をする必要があります。
20日以内に予約した場合は、予約センターを通しての手数料($25)+20日以内の緊急発券手数料($75)の合計$100(約1万円)がかかってきます。

・キャンセル手数料:$150(約15000円)

有効期限が1年間あるので、もし利用する可能性がある場合は、キャンセルせずに先の日程で予約変更されることをオススメします。(21日より先の変更には、手数料はかかりません。)

有効期限内に利用できそうにない場合はキャンセルすることになり、その手数料として$150(約15000円)かかります。
この場合使用したマイルは口座に戻りますが、発券手数料や緊急発券手数料は戻らないので、キャンセルすると最悪発券時の$25+緊急発券手数料$75+キャンセル手数料$150の合計$250(25000円)がかかります。

ヒント




        利用方法

1 ユナイテッド航空予約センターに電話
  
  電話番号:03-6732-5011 月~金 午前9時~午後7時30分
                     土日祝 午前9時~午後5時
  
ANA国内線をマイルを使って利用したいことを伝え、出発地や目的地を伝えるとオペレータの方が空席を調べて、必要マイル数と手数料がいくらになるか教えてもらえるので、それをクレジットカードで支払うと発券完了です。

2 座席指定はANAの国際線予約センターで可能 (0570-029-333)

座席指定はユナイテッド航空ではできず、ANAの国際線予約センターに電話するとできます。
ユナイテッド航空で予約が完了した際に、オペレータの方に『ANAの予約番号』を尋ねると教えてもらえるので、そのANAの予約番号をANA国際線予約センターに電話された時に伝えるとスムーズで、20Aなどの座席指定も空席があればできます。

3 発券完了後ユナイテッド航空から送られて来たメールをプリントして当日空港へ

通常、この送られて来たメールをプリントして当日空港へ向かうだけでチェックイン可能です。
しかし、東京など大きな空港以外では、このチケットがまだあまり知られていないため、チェックインに時間がかかることもあり、私も30分以上かかったことがあるので、出発当日は1時間前にはチェックインをされることをオススメします。

4 当日早い便への変更が可能

当日空港で予約していた便より早い便への変更もできるので、時間がはっきりしない時は、遅めの便を予約しておいて、当日空港で変更ということも空席があれば可能です。

5 利用した搭乗券をデルタ航空にFAXすると、1区間=500マイル加算

ユナイテッド航空のマイレージとは全く関係がないですが、日本国内線を利用される機会があれば、入会していて損がないのがデルタ航空のマイレージです。
下記のキャンペーンを利用すると、今回のような特典航空券であっても、1区間=500マイルが加算され、年間最高10区間=5000マイルまで加算されるので、今回のユナイテッド航空のマイレージ特典を使って、デルタ航空のマイルも貯めることがき一石二鳥です。

ヒント

  • 上記のデルタ航空のように特典航空券でもマイルが加算されるのは例外なのですが、この特典航空券を利用された方はANAのピンク色の搭乗券の左下に記載されているコードを確認されることをオススメします。

  • 左下に(PA00)と記載されていれば、特典航空券で利用したことを意味しているので、もちろんこの搭乗券でマイルを貯めることはできません。
  • ところが、時々左下のコードが(INTOW)となっていることがあります。
  • これは、普通運賃で乗ったことになっているので、ユナイテッド航空のマイレージ番号を事前登録していると、特典航空券で乗ったにも関わらずマイルが加算されています


      マイルの貯め方

1:飛行機に乗ってマイルを貯める

東南アジア往復で6000マイル、欧米往復すると12000マイルほどはマイルが貯まります。
仮に欧米往復のチケット代金が10万円だったとして、貯まった12000マイルで北海道から沖縄往復で使った場合、普通にチケットを購入すると2ヶ月前購入でも往復7、8万円はかかるので、使い方によっては欧米往復のチケット代金の元が取れます。

2:提携しているクレジットカード利用でマイルを貯める

マイレージプラスと提携しているクレジットカードでマイルを貯めることもでき、1000円=15マイル加算されるクレジットカードの場合、40万円分の支払いで6000マイル、80万円分の支払いで12000マイル貯まります。
クレジットカードの入会キャンペーンを上手く利用すると、キャンペーンだけで12000マイル以上貯めることも可能です。

3:マイルを購入する

米系航空会社の特徴として、マイルを購入することもできます。
最近の円安で以前ほどお得感はなくなってしまいましたが、時々40%オフでマイルを購入できるキャンペーンがあるので、その時にマイルを購入しておくのも一つです。

通常、$225(約22500円)ほどで6000マイルを購入できます。
マイルを購入してまで利用するのは本来のマイルの使い方ではないですが、それでも出発が直前だったり直行便がないような所へ行く際は、マイル購入費用22500円+発券手数料など+1万円を支払っても、安く利用できることもあり、40%オフでマイル購入しておくともっと安く抑えることも可能です。


ユナイテッド航空のマイレージは今回のように片道6000マイルでANA国内線を利用できたり、25000マイルで日本~タヒチ往復ができたりと、結構お得な使い方ができオススメです。

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