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地方
【2013知事選】公開討論会で3氏初顔合わせ 静岡
■川勝氏「新東名に賑わいの空間必要」
■広瀬氏「伊豆半島にJリーグ合宿地」
■島津氏「農林漁業を基幹産業にする」
静岡県知事選(30日告示、6月16日投票)の立候補予定者の公開討論会(日本青年会議所東海地区静岡ブロック協議会など主催)が20日、富士市富士町の市交流プラザで開かれた。討論会には現職の川勝平太氏(64)、自民党県連が推薦する広瀬一郎氏(57)、共産党県副委員長の島津幸広氏(56)の3人が出席。3候補予定者がそろい、“初顔合わせ”となった会場では、津波対策など各テーマで激論が交わされ、一般の来場者約220人が熱弁に耳を傾けた。
静岡大人文社会科学部の日詰一幸教授(行政学)が討論会のコーディネーターを担当した。討論会は県政の現状や今後4年間のビジョンからスタート。続いて「地域経済・雇用対策」や「防災対策・災害支援」をテーマに持論を展開。コーディネーターが各テーマについて質問し、3人が答える形式で討論は進行した。
討論会で、川勝氏は「東部の経済活性化には、新東名に展望台やホテルを兼ねる賑(にぎ)わいの空間を作ることが必要」、広瀬氏は「温暖な伊豆半島にJリーグの合宿地を作る」、島津氏は「農林漁業を基幹産業にして応援する。港湾の活用も大事だ」と述べた。
途中、「富士山の頂上まで登ったことがある」「(富士市の名物のB級グルメ)つけナポリタンを食べたことがある」など、3人と一般の参加者が“○×”で答えるクイズも行われ、3人とも富士山登山の経験はあると答えたが、つけナポリタンを食べたのは川勝氏だけだった。さらに、「次世代育成」「富士山世界文化遺産登録による地域の活性化」の2つのテーマについても討論が行われた。
公開討論会は21日に袋井市上山梨の月見の里学遊館うさぎホール、22日には静岡市葵区駿府町の市民文化会館中ホールでも行われる。袋井市では「外国人居住者との多文化共生」、静岡市では「富士山静岡空港を生かした地域活性化」など、地域に合わせたテーマが討議予定となっている。
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