広瀬氏が知事選出馬表明 教育、人づくりに意欲

(2013/4/11 14:13)
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 多摩大教授の広瀬一郎氏(57)=三島市出身=は11日午後、都内で記者会見を開き、知事選(5月30日告示、6月16日投開票)への出馬を正式に表明した。出馬会見の主題には「静岡を取り戻す」を打ち出し、「本県はポテンシャルが高い。静岡県の経営者として高いパフォーマンスを発揮する」と述べた。
 サッカーワールドカップ(W杯)の日本への招致活動などに携わった経験を踏まえ、政策の主軸としてスポーツを通じた教育や人づくり、県政運営に生かすモデル県を目指す方針を掲げた。
 これまでの取材に対し「スポーツマンシップを取り入れることにより、行政職員のサービスが良くなる。子どもたちのいじめもなくなり、自殺も減る」と述べた。
 また、次世代資源のメタンハイドレートを活用した環境産業の振興や、県行政の改革と組織マネジメント強化、南海トラフ巨大地震に対応する危機管理体制の拡充などを主要政策に掲げる方針。
 広瀬氏を擁立した自民党県連は、知事選への態度を明らかにしていない川勝平太知事の立候補を念頭に、広瀬氏が本県出身者であることをセールスポイントに、党としても地域再生などの施策を前面に出す。

広瀬一郎氏が訴える主な政策
 ▼スポーツマンシップを行政や教育、人づくりに活用
 ▼メタンハイドレートを活用した環境産業立県(立国)
 ▼南海トラフ巨大地震など災害に対応する危機管理体制の拡充
 ▼県行政の改革と組織マネジメント強化

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