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注意喚起に関しての個人的見解

akys

2013年06月13日 16:49

Fate/EXTRA二次創作への注意喚起文章について自分なりの見解と解釈です。あくまでもあの文章を読んでのakys個人の、自分なりの見解です。それを念頭に置いた上で一読していただけると嬉しいです。（追記）個人的見解とはいえ文章を衆目に晒す上で不適切な文言があったことをお詫びいたします。ご指摘があった箇所については不快に思われる方もいらっしゃいますでしょうし削除しましたが、一度書いたことに関して反省はしておりますがこれ以上弁解も言い訳もしません。また、それに関してお叱りがあるのならば受け入れます。自分が書いたことですから。（6/14追記）長々と検索画面にこの文章を表示させておくのも騒動の収束化に好ましくないと思いますのでタグを削除しました。今後タグ付けはなさらないようお願いします。自戒の意味も込めて現時点ではこの文章自体は残しておこうと思います。コメントへの様々なご意見等もありがとうございました。

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※ご注意
キャプションにも書きましたがこれはあくまでも注意喚起を読んでの私個人の見解です。
一部引用や極論、個人の主観を含みます。
また、この考えを皆様に押し付けるつもりはありません。
言ってしまえばただの吐き捨てです。自分がもやもやして落ち着かないので書きました。

[newpage]

◆原作の知識について

原作がありきの二次創作において、原作を知っている（既読である／ゲームをプレイ済みである）ということは大切だと思います。
二次創作というものはどうしても個人の主観が入るものです。
あくまでも原作に忠実に書くということはできますが、それが＝原作となりうることはありません。なので二次創作のみを閲覧してキャラクターの性格付けや原作の雰囲気を決めるのはあまり良いことではないとは思います。
そも、原作を理解しそれを自分なりの解釈で広げたいと思ったからこその二次創作ではないのでしょうか。二次創作でキャラやお話を知り、原作をプレイして自分も二次創作をする。そのプロセスは正しく、間違ってはいないものです。
しかし
「二次創作やプレイ動画、およびwikiや大百科などで知識を得た。原作はやっていません。けれど書きたいのでそれだけで書きます」
これは原作をプレイし愛しているファンにとっては好ましくないでしょう。不快に思われる方のほうが多いと思います。現に問題になったのですから。
別にこの考え自体が悪だと断じることは私にはできません。かと言って全て肯定することでもできません。
創作は自由です。その人がどこからどんな知識を得て、どんな作品を生み出すのか。
自分の頭の中だったり紙の上、ＰＣの中で作品を生み出すことは悪いことではないです。
しかしそれを不特定多数の人間が閲覧できる場所に自分の作品として投稿するうえで、原作を知らないと声高に叫ぶものではないと思います。
原作を知らないから。ゲームをプレイしていないから。
それは「だから何をしてもいい」という免罪符にはなりません。
もしそれでも表現したい、発表したい、というのであれば今回のように問題視される／叩かれることを覚悟すべきだと思います。

極論ですし乱暴に言ってしまいますが原作知識なしに書くなってのは、
人魚姫の原作を読まずに人から聞いた知識／二次創作だけで人魚姫を題材にした作品を作るなまず原作を読め
と言っているのとそう変わらない気がします。
多くの人が人魚姫で思い浮かべるだろう某夢と魔法のアニメは原作と結末が違いますよね？そのアニメを見て／影響を受けて書いた作品は原作の喜――悲劇的結末を好むファンからしたらいい気持にならない、かもしれません。
知名度が違う、なんて意見もあるかと思いますが根本的には同じことではないでしょうか。
やはり読み手がそれを受け入れられるかどうかにかかってきます。

プレイ動画に関しても、違法であると言われればそこまでです。
しかし視聴は論外とまで言われるとちょっと…という気になります。
違法である、視聴してはいけないという部分は元のゲーム会社様や動画を投稿されているサイトの運営の方が決めることです。やめようと呼びかけることは構いませんが、個人に押し付けることではないと思います。

※大半が黙認というスタンスをとられているからと言って違法には変わりありません。
※ただFateは別として、数少ないですが公式が許可した動画等もありますので一概に全ての動画を違法だ悪だと決めつけ押し付けることはどうでしょう？という一意見です。

あれはいいけどこれはダメ、を決められるのは原作者様をはじめその権利を有する人ではないでしょうか？

[newpage]

◆ヘイト／作風について

個人的にはヘイトも立派な二次創作だと思っています。
大事なことはそれが二次創作者（以下書き手）が明確な意思とメッセージを持って生まれたか否かです。
私個人の意見としてはキャラが貶められたり虐げられたり、明確な悪意を持って作られたお話は好きではありません。ヘイト創作の大百科を見ただけで不快だと思ったくらいです。
ついでに言うなら○○さんもやってるからヘイトしても平気だとかヘイトすれば沢山評価がもらえる等という理由で作られるのも不快です。そこに書き手の意思や理由あってのヘイトならまだ受け入れられますがそんな理由は到底受け入れられません。

しかし書きたいものか書くべきものか、という別はあっても「書いてはいけないもの」というものは基本的にないはずです。まず一次創作に限りますが。
二次創作はそこに元々の製作者様方がいるという前提があるのでまずはそれに従うべきでしょう。
しかしそれが守られており、その範疇であるならば二次創作であっても「書いてはいけないもの」はないと思います。表現の自由が許されているのなら尚更です。
読み手の方にヘイトととられても主張したい／書きたいと思う気持ちがあるのならそれは「書きたいもの」として書き、それを発表することを他人が駄目だやるなと止める権利はないのではないでしょうか。
もちろん不快に思う方が大勢いるのは確かですし、原作知識の有無と同じく問題視される／叩かれることを覚悟するべきでしょう。
ですがだからと言って少数だからとか、大多数の人が嫌だと思っているからという理由で書くなヘイトにするなと言うのは暴論かと思います。
ヘイトを愛好する方も勿論いるでしょうし、それを発表し同好の士を見つけたいと思うことは悪いことではありません。

ヘイトの定義はあれどきっちりとした基準は現時点でなく、曖昧です。
書き手の方もヘイトであると理解した上で書くものもあれば、ヘイトのつもりはなかったが結果としてヘイトになった／他人が見たらヘイトに見える、という作品もあります。
まず考えるべきは「書き手が悪意を持ってその手法をとっているか」
ヘイトのつもりで書いているのでしたらヘイトと明記すればいい。
けれど悪意もなくヘイトのつもりもなく作られた作品をヘイトか否かと断じるのは難しいです。
暴力描写は戦闘の関わるFate創作ではあり得ることですし、
現代パラレルや多作品のパロディでキャラの立場や性格が改変されていることもあり得るでしょう。
書き手が明確な悪意を持っているという場合を除き、一例ですが上記が当てはまる作品があった場合、それをヘイトかどうかと感じるのは人それぞれだと思います。
例えば紅茶のいじられ方の程度も、どこまでが許せてどこまでが嫌だというのは個人の主観や好みに大きく左右されるでしょう。しかしこれは紅茶だとかザビ子、弓女主に限ったことではなく、どんなキャラでも当てはまる事です。
暴力描写、性格改変、引き立て役化、誇張表現……。
ヘイトであるか否か以前に、ほんの少しでもキャラがいじられているのが嫌、どんな扱いでもキャラを愛せる。
結局は個人の好き嫌いの問題になるのではないでしょうか？

大事なのは個々の考えを否定するのではなく、そういう考えの人もいるんだな、と思うこと。
男主人公が好きだという方がいれば女主人公が好きだという方もいます。
同じＣＰでもほのぼのとした作風が好きな方もいれば傷つけ合ったりぶつかり合う作風が好きな方もいます。
それらは尊重されるものであり、他人が好き勝手に否定していいものではないと思います。

[newpage]

◆住み分けについて

この項目はヘイト創作に限らない話です。
まずヘイトに限らず大事なのはまず自衛だと思います。
小説を読んでいって／イラスト・漫画を見て自分の地雷だったとか、嫌な思いをした。
それ自体はままあることだと思います。大多数の人が支持するＣＰだろうと地雷だと思う人もいますし。
その際に「わかっているなら見ない」という自衛ができます。
キャプションや注意書き、タグ等を見て自分が嫌だと思うものは見ない。なるべく地雷だなと思うものは避ける。
「嫌なら見るな」は他人へ向ける言葉ではなく自分へ向ける言葉だと思ってます。
しかしキャプションや注意書きがなかった。あったとしても内容と大幅に違っている。
その時には書き手の方に注意書きを載せてくれと要望したり、自らタグ付けするのは間違っている行為ではないと思います。しかし前項でも述べたように受け取り方は人それぞれです。あくまでも表記が不十分であるとか、悪意を持って情報の非開示が行われている場合ですね。

そしてこの辺りは加減が難しい問題ですが、書き手も書き手でまずきちんと「情報開示」をすべきだと思います。
せめて自分の作ったものの内容を鑑みてジャンルやＣＰ、傾向をわかりやすい部分（キャプションや１Ｐ目を使った注意書き、タグ）に表記しておくのが無難でしょう。
それをせずに「嫌なら見るな」「文句を言うな」は言ってはいけないと思います。
まずは読み手が「嫌だ」と思うだろう要素をきちんと書いておけば、文句を言う人には注意書き読めで済む話だし、それを怠っていたのなら意見を言われるのは仕方のないことではないでしょうか。
自作品が他人に嫌われる要素を持つであろうと思ったのなら検索除けやタグ、マイピク限定というきちんとした住み分け行為を行った方が双方の為になることだと思います。
ただ世の中には色んな方がいらっしゃるのでどんな風に書いても色々言う人は出てきます。
その辺りは自分で考えてスルーするなり要望に応えるなり押し通すなりすればいいかと。
色々とやかく言われたくない、作品を発表したいだけって方は自サイト作って引きこもった方が支部に投稿するよりも精神衛生上良いかと思います。

支部は不特定多数が閲覧している場所で、検索除けだとかマイピクだとかしていなければ多くの人の目に止まる可能性のある場所です。
まずはその部分を一考してから書き手であっても読み手であっても最初に自衛。
それを心がければ互いに不快な思いをする場面が少しは減るのではないかと思います。

[newpage]

◆タグについて

これも個人個人で好き嫌いあるものかと思います。
感想系タグはできればコメントでという方や待機系はプレッシャーになるから嫌という方もいれば、どんなタグでも付けてもらえた方が嬉しいという方もいるんじゃないでしょうか。
どちらかにしましょう、ではなく、書き手の方がどちらを望んでいるかを汲んでタグ付けするのが好ましいかと思います。
例えば「紅茶爆発しろ」タグは不快だと捉える方も多いです。
そんなつもりで書いた作品ではないのにそんなタグが付けられたら、書き手としては悲しくなります。
ですのでその方の他作品のタグ傾向だったり、キャプションにタグに関して何か書いてないかをチェックしてからタグを付けても損はないはずです。
書き手の方は苦手ならどこかに明記。これも自衛ですね。
個人的にはタグが賑わうのは嬉しいです。が、なるべくならば感想系ならばタグよりもコメントの方がいいかなと思います。
コメントでしたら返信もできますし。返信不要ならばブクマコメ（気になるなら／ブクマコメも返信する方なら返信不要と明記）を利用するといいのではないでしょうか。

キャプションやタグは望む望まないに限らずどうしても閲覧者の目に見える場所です。
しかし同時に作品を読んでもらうきっかけにもなります。
例えば「和む」だとか「泣ける」タグがあると、そういう内容なのかと興味を持ってクリックする、ということもあるでしょう。こういったタグは書き手側からすると自分でつけにくい類のものです。自分で自作品を「泣けます！」とか恥ずかしくて宣伝できませんから。

[newpage]

◆個人的まとめ

個人的に問題視しているのは、ヘイト創作をしていたしていないに関わらず、この騒動を受けて書き手の方が作品の投稿を自粛、過去作品の削除をしたり交流し辛くなったりジャンル自体が委縮していくことです。
創作は無法ではありませんが自由なものであってほしいです。
あれはダメこれはダメで規制していけば同じものばかりがあふれてしまいます。
色んな思想の方がいて色んな表現の仕方があって、みんなちがってみんないい。
それではいけないのでしょうか？
もちろん住み分けや危機管理は大切ですし、必要なことです。
しかしそれを気にしすぎれば／行き過ぎればそれは魔女狩りと同じようなものになってしまいます。

私自身はFateの書き手になって日が浅い新人です。
まだこのジャンルにおけるルールやマナーを完全に理解しているわけではありません。
しかしFateと出会い、作品を生み出し、pixivに投稿し始めて更に生まれた作品や交流は、かけた時間が短期間であっても今ではとても大切なものです。
願わくば多くの方が大切なものを守れるように、不快な思いをしませんように、書き手が心地よく創作をし、読み手が楽しく閲覧できますように。
そう思うばかりです。

以上です。
最後にもう一度言っておきますが、これはあくまでもakys個人の考えです。
これを押し付けようだなんて気持ちはありません。
ただこれを読んだ方がこの問題について一考し、何かを感じていただければ幸いと思っています。

ここまでお読みくださりありがとうございました。
akys

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◆原作の知識について

原作がありきの二次創作において、原作を知っている（既読である／ゲームをプレイ済みである）ということは大切だと思います。
二次創作というものはどうしても個人の主観が入るものです。
あくまでも原作に忠実に書くということはできますが、それが＝原作となりうることはありません。なので二次創作のみを閲覧してキャラクターの性格付けや原作の雰囲気を決めるのはあまり良いことではないとは思います。
そも、原作を理解しそれを自分なりの解釈で広げたいと思ったからこその二次創作ではないのでしょうか。二次創作でキャラやお話を知り、原作をプレイして自分も二次創作をする。そのプロセスは正しく、間違ってはいないものです。
しかし
「二次創作やプレイ動画、およびwikiや大百科などで知識を得た。原作はやっていません。けれど書きたいのでそれだけで書きます」
これは原作をプレイし愛しているファンにとっては好ましくないでしょう。不快に思われる方のほうが多いと思います。現に問題になったのですから。
別にこの考え自体が悪だと断じることは私にはできません。かと言って全て肯定することでもできません。
創作は自由です。その人がどこからどんな知識を得て、どんな作品を生み出すのか。
自分の頭の中だったり紙の上、ＰＣの中で作品を生み出すことは悪いことではないです。
しかしそれを不特定多数の人間が閲覧できる場所に自分の作品として投稿するうえで、原作を知らないと声高に叫ぶものではないと思います。
原作を知らないから。ゲームをプレイしていないから。
それは「だから何をしてもいい」という免罪符にはなりません。
もしそれでも表現したい、発表したい、というのであれば今回のように問題視される／叩かれることを覚悟すべきだと思います。

極論ですし乱暴に言ってしまいますが原作知識なしに書くなってのは、
人魚姫の原作を読まずに人から聞いた知識／二次創作だけで人魚姫を題材にした作品を作るなまず原作を読め
と言っているのとそう変わらない気がします。
多くの人が人魚姫で思い浮かべるだろう某夢と魔法のアニメは原作と結末が違いますよね？そのアニメを見て／影響を受けて書いた作品は原作の喜――悲劇的結末を好むファンからしたらいい気持にならない、かもしれません。
知名度が違う、なんて意見もあるかと思いますが根本的には同じことではないでしょうか。
やはり読み手がそれを受け入れられるかどうかにかかってきます。

プレイ動画に関しても、違法であると言われればそこまでです。
しかし視聴は論外とまで言われるとちょっと…という気になります。
違法である、視聴してはいけないという部分は元のゲーム会社様や動画を投稿されているサイトの運営の方が決めることです。やめようと呼びかけることは構いませんが、個人に押し付けることではないと思います。

※大半が黙認というスタンスをとられているからと言って違法には変わりありません。
※ただFateは別として、数少ないですが公式が許可した動画等もありますので一概に全ての動画を違法だ悪だと決めつけ押し付けることはどうでしょう？という一意見です。

あれはいいけどこれはダメ、を決められるのは原作者様をはじめその権利を有する人ではないでしょうか？

[newpage]

◆ヘイト／作風について

個人的にはヘイトも立派な二次創作だと思っています。
大事なことはそれが二次創作者（以下書き手）が明確な意思とメッセージを持って生まれたか否かです。
私個人の意見としてはキャラが貶められたり虐げられたり、明確な悪意を持って作られたお話は好きではありません。ヘイト創作の大百科を見ただけで不快だと思ったくらいです。
ついでに言うなら○○さんもやってるからヘイトしても平気だとかヘイトすれば沢山評価がもらえる等という理由で作られるのも不快です。そこに書き手の意思や理由あってのヘイトならまだ受け入れられますがそんな理由は到底受け入れられません。

しかし書きたいものか書くべきものか、という別はあっても「書いてはいけないもの」というものは基本的にないはずです。まず一次創作に限りますが。
二次創作はそこに元々の製作者様方がいるという前提があるのでまずはそれに従うべきでしょう。
しかしそれが守られており、その範疇であるならば二次創作であっても「書いてはいけないもの」はないと思います。表現の自由が許されているのなら尚更です。
読み手の方にヘイトととられても主張したい／書きたいと思う気持ちがあるのならそれは「書きたいもの」として書き、それを発表することを他人が駄目だやるなと止める権利はないのではないでしょうか。
もちろん不快に思う方が大勢いるのは確かですし、原作知識の有無と同じく問題視される／叩かれることを覚悟するべきでしょう。
ですがだからと言って少数だからとか、大多数の人が嫌だと思っているからという理由で書くなヘイトにするなと言うのは暴論かと思います。
ヘイトを愛好する方も勿論いるでしょうし、それを発表し同好の士を見つけたいと思うことは悪いことではありません。

ヘイトの定義はあれどきっちりとした基準は現時点でなく、曖昧です。
書き手の方もヘイトであると理解した上で書くものもあれば、ヘイトのつもりはなかったが結果としてヘイトになった／他人が見たらヘイトに見える、という作品もあります。
まず考えるべきは「書き手が悪意を持ってその手法をとっているか」
ヘイトのつもりで書いているのでしたらヘイトと明記すればいい。
けれど悪意もなくヘイトのつもりもなく作られた作品をヘイトか否かと断じるのは難しいです。
暴力描写は戦闘の関わるFate創作ではあり得ることですし、
現代パラレルや多作品のパロディでキャラの立場や性格が改変されていることもあり得るでしょう。
書き手が明確な悪意を持っているという場合を除き、一例ですが上記が当てはまる作品があった場合、それをヘイトかどうかと感じるのは人それぞれだと思います。
例えば紅茶のいじられ方の程度も、どこまでが許せてどこまでが嫌だというのは個人の主観や好みに大きく左右されるでしょう。しかしこれは紅茶だとかザビ子、弓女主に限ったことではなく、どんなキャラでも当てはまる事です。
暴力描写、性格改変、引き立て役化、誇張表現……。
ヘイトであるか否か以前に、ほんの少しでもキャラがいじられているのが嫌、どんな扱いでもキャラを愛せる。
結局は個人の好き嫌いの問題になるのではないでしょうか？

大事なのは個々の考えを否定するのではなく、そういう考えの人もいるんだな、と思うこと。
男主人公が好きだという方がいれば女主人公が好きだという方もいます。
同じＣＰでもほのぼのとした作風が好きな方もいれば傷つけ合ったりぶつかり合う作風が好きな方もいます。
それらは尊重されるものであり、他人が好き勝手に否定していいものではないと思います。

[newpage]

◆住み分けについて

この項目はヘイト創作に限らない話です。
まずヘイトに限らず大事なのはまず自衛だと思います。
小説を読んでいって／イラスト・漫画を見て自分の地雷だったとか、嫌な思いをした。
それ自体はままあることだと思います。大多数の人が支持するＣＰだろうと地雷だと思う人もいますし。
その際に「わかっているなら見ない」という自衛ができます。
キャプションや注意書き、タグ等を見て自分が嫌だと思うものは見ない。なるべく地雷だなと思うものは避ける。
「嫌なら見るな」は他人へ向ける言葉ではなく自分へ向ける言葉だと思ってます。
しかしキャプションや注意書きがなかった。あったとしても内容と大幅に違っている。
その時には書き手の方に注意書きを載せてくれと要望したり、自らタグ付けするのは間違っている行為ではないと思います。しかし前項でも述べたように受け取り方は人それぞれです。あくまでも表記が不十分であるとか、悪意を持って情報の非開示が行われている場合ですね。

そしてこの辺りは加減が難しい問題ですが、書き手も書き手でまずきちんと「情報開示」をすべきだと思います。
せめて自分の作ったものの内容を鑑みてジャンルやＣＰ、傾向をわかりやすい部分（キャプションや１Ｐ目を使った注意書き、タグ）に表記しておくのが無難でしょう。
それをせずに「嫌なら見るな」「文句を言うな」は言ってはいけないと思います。
まずは読み手が「嫌だ」と思うだろう要素をきちんと書いておけば、文句を言う人には注意書き読めで済む話だし、それを怠っていたのなら意見を言われるのは仕方のないことではないでしょうか。
自作品が他人に嫌われる要素を持つであろうと思ったのなら検索除けやタグ、マイピク限定というきちんとした住み分け行為を行った方が双方の為になることだと思います。
ただ世の中には色んな方がいらっしゃるのでどんな風に書いても色々言う人は出てきます。
その辺りは自分で考えてスルーするなり要望に応えるなり押し通すなりすればいいかと。
色々とやかく言われたくない、作品を発表したいだけって方は自サイト作って引きこもった方が支部に投稿するよりも精神衛生上良いかと思います。

支部は不特定多数が閲覧している場所で、検索除けだとかマイピクだとかしていなければ多くの人の目に止まる可能性のある場所です。
まずはその部分を一考してから書き手であっても読み手であっても最初に自衛。
それを心がければ互いに不快な思いをする場面が少しは減るのではないかと思います。

[newpage]

◆タグについて

これも個人個人で好き嫌いあるものかと思います。
感想系タグはできればコメントでという方や待機系はプレッシャーになるから嫌という方もいれば、どんなタグでも付けてもらえた方が嬉しいという方もいるんじゃないでしょうか。
どちらかにしましょう、ではなく、書き手の方がどちらを望んでいるかを汲んでタグ付けするのが好ましいかと思います。
例えば「紅茶爆発しろ」タグは不快だと捉える方も多いです。
そんなつもりで書いた作品ではないのにそんなタグが付けられたら、書き手としては悲しくなります。
ですのでその方の他作品のタグ傾向だったり、キャプションにタグに関して何か書いてないかをチェックしてからタグを付けても損はないはずです。
書き手の方は苦手ならどこかに明記。これも自衛ですね。
個人的にはタグが賑わうのは嬉しいです。が、なるべくならば感想系ならばタグよりもコメントの方がいいかなと思います。
コメントでしたら返信もできますし。返信不要ならばブクマコメ（気になるなら／ブクマコメも返信する方なら返信不要と明記）を利用するといいのではないでしょうか。

キャプションやタグは望む望まないに限らずどうしても閲覧者の目に見える場所です。
しかし同時に作品を読んでもらうきっかけにもなります。
例えば「和む」だとか「泣ける」タグがあると、そういう内容なのかと興味を持ってクリックする、ということもあるでしょう。こういったタグは書き手側からすると自分でつけにくい類のものです。自分で自作品を「泣けます！」とか恥ずかしくて宣伝できませんから。

[newpage]

◆個人的まとめ

個人的に問題視しているのは、ヘイト創作をしていたしていないに関わらず、この騒動を受けて書き手の方が作品の投稿を自粛、過去作品の削除をしたり交流し辛くなったりジャンル自体が委縮していくことです。
創作は無法ではありませんが自由なものであってほしいです。
あれはダメこれはダメで規制していけば同じものばかりがあふれてしまいます。
色んな思想の方がいて色んな表現の仕方があって、みんなちがってみんないい。
それではいけないのでしょうか？
もちろん住み分けや危機管理は大切ですし、必要なことです。
しかしそれを気にしすぎれば／行き過ぎればそれは魔女狩りと同じようなものになってしまいます。

私自身はFateの書き手になって日が浅い新人です。
まだこのジャンルにおけるルールやマナーを完全に理解しているわけではありません。
しかしFateと出会い、作品を生み出し、pixivに投稿し始めて更に生まれた作品や交流は、かけた時間が短期間であっても今ではとても大切なものです。
願わくば多くの方が大切なものを守れるように、不快な思いをしませんように、書き手が心地よく創作をし、読み手が楽しく閲覧できますように。
そう思うばかりです。

以上です。
最後にもう一度言っておきますが、これはあくまでもakys個人の考えです。
これを押し付けようだなんて気持ちはありません。
ただこれを読んだ方がこの問題について一考し、何かを感じていただければ幸いと思っています。

ここまでお読みくださりありがとうございました。
akys

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