2011-05-18
■[あきれた][珍保守]曽野綾子「東電に責任はない」「放射線の強い所は、じいさんばあさんを行かせればいい」

月刊誌『WiLL』とかいう雑誌に、渡部昇一、曽野綾子のトンデモ対談が載っているということで、金をドブに捨てる思いで買ってきた。
内容といえば、予想していた陳腐な対談をはるかに越えるものでした。
月刊『WiLL』 2011年 6月号
●昇一先生の美女対談
(前略)
過剰な原発アレルギー
曽野 「こんなにひどい津波は見たことがない、一千年に一度の災害、と言われていますが、予想の範囲を超えていて、誰にも責任はないことをハッキリしないといけません。その代わり、決められていたよりも手を抜いてつくられていたものに対しては、厳罰を下す。そこを分けて考えないと、誰もやる人がいなくなります。
私は水力発電のことしか知りませんが、建設には仕様書があって、どこまでの事態を想定するのか、決壊したら何トンの水が何分後にどこに到達するのかが考慮されています。しかし、それを考えるのは東電ではありません。そもそもの想定が甘かったなら、責任は東電ではなく設計側にあります。」
編集部 「天災には文句が言えないので、東電がスケープゴートになっている面がありますね。」
(中略)
渡部 「過剰な原子力・放射能アレルギーのある日本社会のなかで、これだけの原発を建設した人たちは偉いと思う。今となっては、これ以上の地震がきても耐えられるように、より頑丈にするから応援してくれ、というしかないでしょう。」
(中略)
「誰にも責任はない」だとか、「責任は東電ではなく設計側にあります」だとか何を言ってるんだコイツは。その設計を依頼してるのが東電でしょうに。
で、その設計の安全基準に問題があるってことは、これまでさんざん指摘され続けてきたわけで、それを無視して「安全です」と言ってきた東電に当然、責任はあるだろう。
まぁ、一口に責任といっても、権限や権力の大きさによって重さのレベルは変わってくるだろうし、監督すべき立場にあった経済産業省の原子力安全・保安院や、他にも「安全神話」の旗を振って推進してきた政治家や御用学者などにも責任があるわけだけどさ。
瓦礫を薪にして暖を取れ
曽野 「原発や被災者支援などに対するマスコミの質問もおかしかったですよ。「明日はどうなるんですか」「物資は公平に配られていますか」ですって。もうやめてもらいたいですね。この非常時に、予定どおりの明日がくるなんて誰にも分からない。
そして、電気が消えた時点で、民主主義というものは停止するんです。公平も平等も機能しないんです。それがわかっていない。もっとひどいのは、「その委員会はいつ立ち上げたんですか」。緊急の時に過去のことなんか聞くな、でしたね。
私は報道に関しては、あれだけの地震や津波の映像をきっちり記録してすぐに国民に知らせたり、原子力保安員や東電がきちんとぺーパーをつくって毎日現状報告をしていることは、すばらしいことだと思う。」
(中略)
曽野 「私は、未だに答えのない疑問を持っているんです。「避難所が寒くて凍えそうだ」「低体温症で体調を崩している」「温かいものが食べられない」という報道がありましたが、あれはなぜ? そこらじゅうにあんなに薪があるじゃないですか。瓦礫の処理が大変だと言っていますが、どうして木片は燃やさないんですか。
同じ高さの石を三つ積めば竈(かまど)ができるんです。そこに、あれだけ燃やすものがあるんだから、あとはどこからか鍋を拾ってくればいい。私だったら、あそこで薪を集めて食事をつくります。」
(中略)
「電気が消えた時点で、民主主義というものは停止するんです。公平も平等も機能しないんです」とか意味がわからないわけだが。
倒壊してる他人の家の木材を薪にしろだとかも、木材が津波で濡れてて火がつかないことぐらいちょっと頭使えばわかるんじゃないの?
鍋にしたってなん週間も放置されているならともかく、被災した直後に鍋を拾ってこいだとか、泥棒しろってことなの?
日本人は立派すぎる
(中略)
渡部 「日本が立派すぎるんだな。」
曽野 「ほんとうにそうなんです。そこがいいところではあるんですが、甘さにもなる。だから、ゲリラ学を教えたいんです。
もう一つ言うと、私は定年制には大賛成で、ある程度、歳がいった老人は黙ってろ、と思うんです。けれど、世の中には実にたくさんの体験を持つ高齢者がいらっしやる。今回のような場合、そういう人たちの知恵を暫定的にどんどん使えばいいと思う。
放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。何も若者を危険にさらすことはない。私も行きますよ。もう運転免許は失効していますが、あそこは私有地だから無免許でも構わないでしょう(笑)。
ほうれん草からヨウ素が出たときも、ある人が「五年後に症状が出るなら、そのころは八十五歳だからちょうどいい」なんて言っている人がいました。」
渡部 「養老院で使うとかね。」
曽野 「かえって元気になるかもしれません(笑)。水道水だって、ヨウ素は八日経てば半減するんでしょう。私は空き瓶に水道水を詰めて日にちを書いておくことにしました。飲まないでいるうちに八日以上経ちましたから、もういいはずですね。」
(以下略)
>放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。
>かえって元気になるかもしれません(笑)
ほんとこいつらクズだわ。
関連リンク
- 14099 http://twitter.com/
- 13827 http://search.yahoo.co.jp/search?p=曽野綾子&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=
- 5414 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=曽野綾子&source=web&cd=2&sqi=2&ved=0CEQQFjAB&url=http://d.hatena.ne.jp/dj19/20110518/p1&ei=YB6ETqyDLNHqmAX2rsgq&usg=AFQjCNGsKyWFudUlvmZuXo51xS6MFyqS3Q
- 4365 http://b.hatena.ne.jp/
- 3930 http://ime.nu/d.hatena.ne.jp/dj19/20110518/p1
- 3736 http://www.ig.gmodules.com/gadgets/ifr?exp_rpc_js=1&exp_track_js=1&url=http://www.hatena.ne.jp/tools/gadget/bookmark/bookmark_gadget.xml&container=ig&view=default&lang=ja&country=JP&sanitize=0&v=298d279074e4cc94&parent=http://www.googl
- 3632 http://www.hatena.ne.jp/
- 2352 http://www.facebook.com/l.php?u=http://d.hatena.ne.jp/dj19/20110518/p1&h=26ef1
- 2296 http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-174.html
- 2032 http://b.hatena.ne.jp/hotentry
安全に安全を期して、何十mの津波に耐えられるようにしたほうがいとか
海外の原発の例をとって東電に説明してたが
東電がそんな津波起こるわけないと一笑に付して採用しなかったそうです。
軽費をケチった東電に思いっきり責任があると思います。
陸前高田の漁師さんは力強く生きていたぜ!
>電力・原子力業界は広告をばらまいただけじゃない。
>原発批判報道に露骨に圧力をかけてきた。
>2008年にはMBSから広告引き上げ。
>2009年にNHKが「原発解体」という番組を放映した際には、
>日本原子力技術協会や日本原子力文化振興財団など
>原子力団体が執拗な抗議活動を展開した。
http://twitter.com/riversidecry/status/57600585079341056
>このとき原子力団体に丸のりして、その言い分をまんま掲載したのが
>花田紀凱率いる保守論壇誌「WiLL」。
>「WiLL」には電力会社や電事連の広告、数ページにわたる
>原子力のPR記事が頻繁に掲載されている。
>また、同誌の発行元は関連会社で東電のHPや展示物制作を受注。
http://twitter.com/riversidecry/status/57606072407564288
上の書き込みは『噂の真相』の川端氏
▼参考
【石川迪夫】間違いだらけのNHK「原発解体」[桜H22/3/24]
http://www.youtube.com/watch?v=EcDXRCyyrPI
本当に危険すぎる場所は、放射線の感受性が子供の400分の1の50歳以上が行った方がいいのは確かでしょう。
多少の放射性物質がついている食べ物も捨ててしまうより、ほぼ影響がない高齢者が食べた方が農家の方にとってもいいと思いますよ。現実的な話として。
全国の人も福島を応援しようと福島県産の野菜を食べるのは良いのですが
決して子供や妊婦さんには与えないようにしてくださいね。
50歳以上の人が積極的に食べてください。
物事に対する正確な知識が無い、相手にする価値全くない発言ばかりだと思いますが。
どうでもいい老人たちのどうでもいい井戸端会議。
あと10年もすりゃこの人達も死んじゃうんだし、それを踏まえて言ってるだけなのに。
こんなことに過剰反応するほうがどうかしている。
「クズ」はあなた。
http://goo.gl/maps/puYT
http://goo.gl/maps/vAfM
年配の人たちばっかりだったよ。年金払った以上にたくさん貰って
高福祉受けて、そしてその世代のこいつらはえらそうに説教して。
こんな奴らが日本の重鎮面してたんだから腐ってる。
こんな奴らが日本の重鎮面してたんだから腐ってる。
彼らは「「反原発」を主張するのは日本を滅ぼそうとする左翼」
などとヨタを飛ばす「在特会」同様、財界に飼われているエセ保守、エセ右翼
ということなんでしょう。
保守でも、まともな人は「脱原発」を論じます。
既にご存知と思いますが、ジャーニャリスト江川紹子さんのツイートをご紹介。
http://twitter.com/#!/amneris84/status/67966185823682560
民族派の一水会の機関紙で、保守や右翼のための脱原発論が展開されているのが興味深い。例えば原発が日本にふさわしくない理由の1つとして、労働者の労災を挙げ、<原発作業員も大御宝であり、天皇の赤子なのであって、彼らの命と引き替えに原子炉の安全運転が成立していること>への疑問を呈している
hirosshiSDさんへ
曽野さんは過去に「被災者は甘えるな」と言ってのけた人なわけですが、
アフリカの貧困層に比べて「甘い」とかじゃなく、日本の被災者の方々も
両方救われるべきだと私は思いますけどね。
>自分も行くと行っているで。
私には、本気で言ってるようには読めなかったんですよ。
本人いわく「放射能で元気になる」ようなので、行く気があるならとっくに
現地入りしてるかと。
アラブの心さんへ
民主主義(デモクラシー)の根幹を成すものといえば政治的平等と
人民主権であって、「電気が消えたら民主主義は停止する」てのは
理解しかねますね。
まぁ、曽野さんが勝手にそう考えるのは自由なんでしょうけど。
しました。飲まないでいるうちに八日以上経ちましたから、もういいはずですね。」
この女、半減の意味を理解できていないんじゃないか?
こんな女が日本の教育政策を左右したことに戦慄を感じる。
ゆとり教育の見直しはおおいに結構です。弊害を引き起こした元凶は、曽野綾子?
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/441.html
・中学教科書から「二次方程式の解の公式」を、作家である自分が「二次方程式を解かなくても
生きてこれた。」「二次方程式などは社会へ出て何の役にも立たないので、このようなものは
追放すべきだ」という理由で、教科書からの削除を主張し、現行中学課程で「二次方程式の解の
公式」は必修の事項ではなくなった。
以上の解の公式削除発言に関して、一部数学者から反論の声があがっている。
「チャレンジ!原子力ワールド」(中学生用の服毒、じゃなかった副読本)あたりを読んで、いわゆる「原発安全神話」をまだ信じているのでしょうね。
私はこの副読本をDLして読んでみたのですが、よく出来てます。少なくとも前知識無しにパッと見ておかしなところを見つけるのは難しいでしょう。よ
く読みこまないと問題点の指摘は難しいです。さすがに金をかけてるだけはあります。
下に当副読本の疑問点を順不同で挙げておきます。
・『チャレンジ!原子力ワールド』の幾多の大疑問!http://bit.ly/f2BKy3
・各原子力発電所はマグニチュード幾らの地震に耐えられるのか、また何mの津波に耐えられるのか、数字で書いてない。
・原子炉の老朽化を考慮していない(福島第一原発1号炉は1971年3月に稼働開始)。
・これまで判明した各原発における事故のリストがない。
・内部告発のリストが無い。
・電力会社の不祥事のリストが無い。
・いわゆる「公開ヒアリング」のありのままの状況が書いてない。
・原発立地を巡るドロドロした事情についてふれてない。
・電源三法についての説明がない。
・反対運動をどうやって「説得したのか」説明がない。
・電力料金の計算過程が書かれていない(中学の数学なら計算過程を書かなきゃテストで減点でしょう)。
・原発労働者(被爆労働者)の問題について触れてない(樋口健二氏や堀江邦夫氏の著作を参照)。
・放射線の安全性評価の議論が不十分。
・各メディアへの広告費は幾ら出しているのか書かれていない。
・ウラン鉱山の労働者の健康問題について書かれていない。
・正力松太郎について書かれていない。
このじいさんばあさん達には、東京電力の電力料金を三割ボイコットしてもらいましょうかね。ゲリラ学の心得があるようですから、東京電力に対してゲリラ戦を繰り広げてもらいましょう。なあに、手続きだけで十分です。刀や鉄砲なんか必要ありませんし、ボイコットしたって「ただちに健康に問題はない」でしょう。
お願いしますよ、曽根さんと渡部さん。
(丸木位里さんと丸木俊さんが上のことをやりました)
統一協会が経営する
「世界日報」によく登場するらしい。
Wikipediaにも書いて有ります。
賛同を得れないのは明らかなのに、なぜこんな発言をしたのか?単に原発推進派の言い訳ってだけじゃないと思う。
元原発推進派ですら、今は反省の弁を述べたり東電の責任を追及したりしているのに、
あえて、こういった煽る発言をした意図というか、裏が気になります。
東電の上の方の人と相当深い親交があったりするんでしょうか。
東電サイドですら、「俺たちに責任はない」などというバカな発言をする人はいないのに、一体この2人はどんなメリットがあってこんな発言してんでしょうか。
お金でももらってんでしょうか?
渡部さんの書かれた本は、あまり読んだことはなく、どんな方か分かりませんが......今回の震災で、確実に、このような方々(有識者?)に対して、不信感が倍増しましたね。
曽野さんの本は、何冊か読みました。なので、曽野さんが、不確かな情報から、コメントをされていることに驚くとともに、落胆してしまいました。
ご著書では、自分の五感で情報に触れて、論ぜられているので、そのイメージと今回の対談内容のギャップに、唖然としました。(読者として裏切られた感じ)
曽野さんは、よくアフリカと比較され、日本は豊かだ、甘えてる、などの趣旨で書かれています。以前であれば、矜恃の啓蒙かな、と解釈していました。
が、この対談内容見る限り
今は、身勝手で無責任な発言だな、と感じるようになりました。
アフリカでの活動は、尊いことだとはおもいます。
ただ、その論理を日本に当てはめ、論じられても、発想が「わたし達の頃は...」と同じ道理にしか、聞こえません。
もしそう思うんであれば、アフリカへの同等の情熱を持って、ご自身が列挙されている日本の問題に取り組むべきでは?と思えるし、
そこに偽善、無責任さを感じるようになりました。
長々と書きましたが、恐らく雑誌社からの編集も入っている可能性もあるので、真相は分かりません。テレビと同じで、編集で良くも悪くも意味が取れるので。
ただ、これからはこのお二方の本を買うことは、控えようと強く思いました。
いずれにせよ、残念です。
もしこのような方で、他にもいるならば、筆を折って頂けるよう、そして、淘汰されることを望みます。
もう、無責任なのはやめてください。
曽野女史もねぇ・・・アフリカや敗戦直後の日本を想起してらっしゃるのかもしれませんが、いやはや宗教者(カソリックの信徒)とは思えないご発言ですね。被災地に残るのも、離れるのも地獄なんですよ。残れば放射能への恐怖と復興の労苦を抱え込みますし、離れれば生計の途を完全に失い親戚や地縁のつながりも失いただ家のローンなどが残ってしまうこともあるわけです。認定前に離れた人には賠償も無いという話ですし。
私も一ボランティアとして宮城の沿岸・内陸部を数日歩きましたが、「薪を燃やせばいいじゃないか」という個々人の対処療法で済むレベルではないんですよね。巨大な震災がれきの処理問題や生活補償・原発賠償問題など、非常に大きな問題が横たわっており、特に放射線障害について今後どのくらい影響が出るのか/出ないのか、その賠償費用はどの程度必要なのか、賠償対象者の線引きをどうするかについて何ら政治的決着がなされていないのです。
ご自身はぬくぬくとした環境にあって、このような他人事のご発言。
まあ、そもそも掲載してるのがWillですが、いずれにしても両氏には猛省してもらいたいですね。