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双葉町 いわき市で業務開始
6月17日 12時5分

双葉町 いわき市で業務開始
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福島県双葉町は、原発事故のあと埼玉県に移していた役場の機能をおよそ2年3か月ぶりに福島県内に戻し、17日からいわき市の新しい仮役場で業務を始めました。

福島県双葉町は、原発事故で町の全域が警戒区域に指定されたため、住民の避難所にもなった埼玉県加須市で業務を続けていましたが、復興に向けた取り組みを本格化させたいとして今月14日から引っ越しを行い、2年3か月ぶりに役場機能を福島県内に戻しました。17日はいわき市に新しく建てた仮役場の前に町の旗を掲げたあと業務を開始し、さっそく窓口を訪れた住民たちへの対応に当たっていました。
避難先の福島県郡山市から保険証の再発行の手続きに来たという80代の男性は「県内に役場が戻るのが待ち遠しかったのでとてもうれしいです。いわき市はふるさとにも近く、便利になります」と話していました。
17日は新しい仮役場の開所式も開かれ、伊澤史朗町長が「町の復興を進める拠点として業務に当たり、双葉郡の自治体とも連携して課題を解決していきたい」とあいさつし、「双葉町役場いわき事務所」と書かれた看板を掲げて仮役場の開設を祝いました。
今回の役場機能の移転で、福島県内に避難している住民の利便性の向上が期待される一方、今もおよそ3100人の町民が全国に避難していることから、双葉町は住民サービスが低下しないよう努めたいとしています。

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