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福島第一原発 塩分除去装置から汚染水漏れ6月21日 10時39分
東京電力福島第一原子力発電所で、21日未明、原子炉の冷却に使う水の塩分を取り除く装置から、放射性物質を含む汚染水が施設内に漏れるトラブルがあり、東京電力で装置を止めて原因を調べています。
東京電力によりますと、21日午前3時ごろ、福島第一原子力発電所の原子炉の冷却に使う水の塩分を取り除く装置で、水が漏れているのを作業員が見つけました。
漏れた水は250リットル程度とみられ、別の処理設備で放射性セシウムを取り除いたあとの放射性ストロンチウムなどが含まれているということです。
装置の運転を停止したところ水漏れは止まり、東京電力は、汚染水は装置がある建物に設置されたせきの中にとどまっていて、外部への流出はないとしています。
また、原子炉の冷却に使う水はすでに処理したものをタンクにためていて、装置の停止に伴う原子炉への注水の影響はないということです。
塩分を取り除く装置では、これまでも汚染水が漏れるトラブルが相次いでおり、東京電力は、汚染水の回収を急ぐとともに原因を調べています。
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