1月のお菓子:ガレット・デ・ロワGalette des Rois
お菓子屋さんのショーウインドーからクリスマスケーキの姿が消えるころ、
「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」という名前のケーキが並ぶようになります。
エピファニーのケーキを分け合って食べる農家の家族を描いたジャン=バティスト・グルーズの絵画
グルーズは、ブルゴーニュ地方のトゥルニュで生まれた18世紀の画家です。
「ガレット(galette)」とは円形のお菓子、「ロワ(roi)」とは王様のこと。
つまり「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」は「王様のケーキ」という意味になります。
エピファニーにちなんだケーキだと知るまでは、
フランスを統治していた王様にまつわるお菓子なのかと思っていました。
キリストの誕生を祝って東方から来た3人の王様(rois mages)にちなんだお祭りがエピファニー。
なるほど、このケーキの名前となっている「ロワ(王様)」は「des Rois」と複数形になっています。
エピファニーは1月6日。ガレット・デ・ロワは、正式には1月8日に食べることになっているそうですが、
クリスチャンでもない限り、フランス人たちは食べる日にちにはこだわっていないように見えます。
新年が明けると、皆でガレット・デ・ロワを分け合って食べる集まりが催されたりもします。
これを一緒に食べるのは、ゲームの要素もあって楽しいのです。
ガレット・デ・ロワは地方によって違う
ガレット・デ・ロワは丸い形をしたケーキ。
パイ生地にアーモンドクリームが入っているものが一般的ですが、
南フランスではブリオッシュ・タイプ。
最近では、チョコレートが入っているものも流行ってきているとか。
一般的なガレット・デ・ロワ(Galette feuilletée fourrée de frangipane)
サクサクしたパイ生地に、アーモンドクリーム(frangipane)を詰めて焼いたものが代表的なガレット・デ・ロワです。
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