ギリシャの3党連立政権に参加してきた小政党の民主左派は21日、政権から離脱する方針を表明した。サマラス首相の国営放送局の閉鎖方針に反発し、閣僚2人が辞任する方針を表明した。ロイター通信によると、閣外協力するかは未定。
この結果、連立政権に残る2党の合計議席は議会定数300議席のうち153議席となり、ギリギリで過半数。政権発足から1年を迎え、サマラス首相は難局を迎えた。
14議席の民主左派を率いるクベリス党首は同日「選挙は必要ない」との声明を公表し、内閣信任案で反対するなどの政権崩壊につながる動きはしないとの考えを示した。ただ、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が求める不人気な構造改革と公務員削減を今後も続ける必要があり、首相の議会運営は厳しさを増した。首相は同日「4年の任期を視野に入れる」と述べ、解散総選挙は当分避けたい考えを示した。
(イスタンブール=花房良祐)
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