事件【辛坊さん遭難会見詳報】声を詰まらせ感謝繰り返す+(3/6ページ)(2013.6.22 12:53

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【辛坊さん遭難会見詳報】
声を詰まらせ感謝繰り返す

2013.6.22 12:53 (3/6ページ)海難事故・水難事故
 太平洋横断中に海上自衛隊に救助され、記者会見で頭を下げる(左から)岩本光弘さんとニュースキャスター辛坊治郎さん=22日午前0時16分、東京都新宿区の吉本興業東京本部

 太平洋横断中に海上自衛隊に救助され、記者会見で頭を下げる(左から)岩本光弘さんとニュースキャスター辛坊治郎さん=22日午前0時16分、東京都新宿区の吉本興業東京本部

 岩本さん「ポンプ(のスイッチ)を押しても水位が上がってくるから、辛坊さんに『ライフラフトを準備してください』というふうに伝えた。スイッチはずっと押したままでないと(排水ポンプが)動かないから、僕はキャビンの中にいて押し続けたが、下の方から水がぐーっと上がってきた。ですから僕らとしてはやれることは…」

 辛坊さん「ひろさんの印象で(衝撃は)いうとかなり船底に近いところ?」

 岩本さん「そうですね、底に近いところで右側の底ぐらいだと思う。どうしてかというと、ガーンと当たったときに斜めになったので。そこから突き上げられたような、感覚としてはそういうものだった」

 辛坊さん「ポンプで排水できるくらいの浸水速度なら、見極めができるんですが、10分ももたずに船が沈没するということが浸水の状況から明らかですから、浸水箇所を特定して修理するという考えはなかった」

 岩本さん「素人ながら何かが当たったのなら、ボーンと衝撃を受けてから、その後の音は小さくなると思う。あるいは1回で終わるか。それが3回くらい同じくらいの大きさの音だったから、そのときに思ったのは『クジラか何かが(船体を)たたいたのかな』と、その瞬間は思った。今は分かりませんが、そのときはそうでした」

 --岩などに当たった可能性は

 辛坊さん「(海底までの深さが)何千メートルのところだから、座礁は絶対にあり得ない。レーダーで間違いなく確認していた。海上にレーダーにうつるようなものは何もなかった」

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太平洋横断中に遭難し、救助されたニュースキャスターの辛坊治郎さん=21日午後、神奈川・厚木基地(鈴木健児撮影)
太平洋横断中に遭難し、救助されたニュースキャスターの辛坊治郎さん(右)と、全盲のセーラー・岩本光弘さん(左)。記者の質問に応じた =21日午後、神奈川・厚木基地(鈴木健児撮影)

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