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女川原発30キロ圏5首長、来月初会合 広域連携など議論
東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の半径30キロ圏内にある県内の登米、東松島、涌谷、美里、南三陸の5市町長による「UPZ(緊急時防護措置準備区域)関係自治体首長会議」(仮称)の初会合が7月8日に美里町で開かれることが21日、河北新報社の取材で明らかになった。 東北電との安全協定締結や原子力災害に備えた広域避難計画に関することを優先事項として協議するほか、女川原発再稼働問題についても議論する方向。 会議では、規約案承認や役員選出などの後、協議事項の確認を行う。設立世話人の佐々木功悦美里町長は「安全協定締結や広域避難計画に関することを、速やかに協議するという認識は5市町長で共通している」と述べた。 広域避難計画について佐々木町長は「県外への避難などを考えると、県の主導が必要。各市町が作成する計画を総合的に調整してもらわなくてはならない」と強調した。規約案に盛られた「参与」として県や国、東北電の担当者の参加を求めることも想定している。 女川原発再稼働問題の位置付けについて佐々木町長は「5市町すべての議会が再稼働を行わないことを求める、あるいは原発撤退という意見書を可決している。このような住民の意思を反映した背景がある以上、いずれ触れなくてはならない問題だ」との認識を示した。
2013年06月22日土曜日
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