どうじまななこ
CV:神田朱未

生年月日・星座:2004年10月4日-天秤座
身長:122cm
体重:21kg
血液型:O型

公式

堂島遼太郎堂島千里の一人娘。
主人公にとっては従妹にあたる、小学1年生の女の子。
幼い頃に母を亡くし、多忙な父に代わって堂島家の家事全般を担う。その所為か、年齢よりしっかりしている。

本作における「正義」コミュの担い手。
やや内気だが、純粋で優しい性格。父が忙しくてあまり構ってくれないのを寂しく感じており、主人公が家に来てくれたことを「一緒に家に居てくれる人ができた」と嬉しく思っている。

6歳で母を亡くしたのは菜々子にとって大きな心の傷となったようで、生田目太郎に誘拐されテレビの世界に現れた菜々子の精神が反映された天上楽土はコミュでも何度か言っていた「天国にいるお母さんに会いたい」と切に願う気持ちが具現化されたものだった。
ところが、テレビの世界に長く居すぎたことから、救出後にかなりの衰弱状態となり(この為、無印では菜々子の誘拐後は堂島の法王&菜々子の正義はコミュ活動停止となってしまう。P4Gでは1/21以降に2人のコミュ活動が再開できるように変更された)、しばらくは小康状態を保っていたのだが12/3に容態が急変し、一時心肺停止となってしまう。最悪のバッドエンドではそのまま帰らぬ人となってしまうが、このバッドエンドを回避するとクマの呼び掛けにより昏睡状態から奇跡的に回復する。
それ以降はみるみる体も回復し、12/25に退院。ただこれは一時退院で、P4Gでは1/3~1/19に堂島とともに検査入院するが、1/20にようやく正式に退院となる。退院(一時退院時も含め)の折には、自称特別捜査隊のメンバーが盛大に菜々子の退院を祝っている。(彼らにとっては、遅ればせながらも菜々子を救出できた、と実感できた場面ともなった)

暴走族を「かっこいい」と称したり、ヒラメやコハダ、昆布巻きが好きだったりと、小学1年生にしては独特の感性と渋い嗜好をもっている。
堂島家の留守を預かるという意識からか、休日や夜はテレビの前にいる場面が多く、あまり外出しない。
ジュネスが大好きで、ジュネスのCMソングを序盤はよく歌ってくれるが、ブームが去ったのか終盤からは歌わなくなる(あるいは主人公達が居てくれる方が嬉しい為、歌うことをしなくなったか)。

5/3に里中千枝に誘われジュネスに連れて行ってもらったことを契機として、特捜隊メンバーとも交流を深めていく。
また、これまでは主人公と互いの距離感がつかめない状態だったが、この日の千枝のふとした発言から主人公を「お兄ちゃん」と呼ぶようになってからは、その呼称が家族をさすものであることも関係してか主人公に甘えてくれるようになり、そうして過ごすうちに本当の兄妹のような信頼関係を結ぶ。
3/20には堂島と主人公の前で「大きくなったらお兄ちゃんのおよめさんになる!」と発言している。

久慈川りせのファンで、りせのコミュでは何気ない一言でりせの再起のきっかけを作り、
久保美津雄が逮捕されて一度事件が収束した際、「約束を果たしてもらった」としてテレビの世界に戻ろうと思っていたクマと「一緒に遊ぶ約束」をすることで彼が現実に留まる理由を作ったりと(この行動が結果的に上記の昏睡状態からの回復に繋がった)、彼女が果たす役割は決して小さなものではない。
また、真エンドへの道へは彼女の言葉がきっかけである場所が怪しいと解ったりもする。

天城雪子の「不毛な味オムライス」に千枝の「普通にマズイオムライス」やりせの「激辛オムライス」を「おいしいよ」と励ます等空気も読める。
今作きっての癒し系というべき菜々子は、総じて空気を読まず独走気味な人物の多い今作中でも、かなりまともな人物である。
だが、P4Gでは女性陣にアドバイスされ作った物体Xバレンタインバージョン(外見がスライム)により主人公を瞬殺する。
もっとも、料理に関してはまだ簡単な調理しか出来ない(故に堂島家の朝食はトーストと牛乳と目玉焼き、夕食はたまに主人公が作るとき以外は、もっぱら炊いたご飯と惣菜大学で買った惣菜かカップ麺となる)というから仕方ないともいえるが。

正義コミュでは父が母のことを忘れてしまったのではないか、自分のことを大事に思っていないのではないかと不安を持つ様が描かれている。
だが最終的には父が本当は心から自分を大事にしていることと、父もまた母を失って寂しいという気持ちとを理解し、支え合っていくことを決意する。
堂島曰く、「菜々子が成長するにつれ、目や雰囲気など、母親に似た部分が多くなっていく」そんな菜々子を堂島は「(主人公との交流により、精神的に)強くなった」と語っている。

上記の通り、主人公と堂島だけでなく特捜隊メンバー全員にとっても菜々子は大事な存在といってよく、実際、天上楽土攻略中は特捜隊メンバー全員がいつになくナーバスな雰囲気になっていたし、慎重になりすぎて救出(特に生田目と対峙するシーン)に時間を掛け過ぎた結果、菜々子がかなりの衰弱状態となった時は「これまではちゃんと救出できていたのに、なぜ今回はこんな結果に…」と後味の悪い顛末になったことによりだいぶ意気消沈してしまう。
そして心肺停止となった際は、彼らと堂島が悲嘆に打ちひしがれ、生田目に対し更なる怒りを覚えたが、息を吹き返したと聞いた時は全員が歓喜したのだった。

P4Uでも鳴上悠(主人公)のストーリーに登場し、久しぶりに帰ってきた悠を暖かく迎える。まだ悠ほどは料理の腕前は達していないようだが、料理をする悠を手伝えるくらいには成長したらしく、仲良くキッチンに立つ菜々子と悠の姿を見ることができる。
プレイアブルキャラクターではないが、コンシューマ版ではナビとして設定することが可能に。ひらがな多めで無邪気に、一生懸命に実況するその可愛さから彼女をナビにする鋼のシスコン番長は非常に多い。

ペルソナマガジンの人気投票でもサブキャラという立場だがトップ10にランクインしている事からも人気の高さが窺える。

P4Gの後日談では、生前に母が得意だったピアノを弾けるようになりたい、とピアノを習い始めたことが語られている。
夏休みに主人公が帰ってくるのを、菜々子が誰よりも楽しみにしていたのは言うまでもない。

非公式

純粋な性格や言動から多くのプレイヤーを虜にした。そのプレイヤーが菜々子を対象に愛情・執着を抱く様を「ナナコン(菜々子コンプレックス)」と称した。
「P4の真のヒロインは菜々子だ」という意見も多いとか。