こにしさき
CV:役名表示なし(ゲーム版) / なかせひな(テレビアニメ版)

公式

八十神高校の3年生で、主人公達の先輩にあたる女子生徒。
稲羽市中央通り商店街の一角にある「コニシ酒店」の娘。
弟に小西尚紀がいる。
連続誘拐殺人事件の2人目の被害者である。

ジュネスでアルバイトをしており、花村陽介は彼女に仄かな思いを寄せていた。早紀のほうも、商店街から敵意を向けられる陽介を気にかけ、面倒見よく接していたが、内心では両者の軋轢による板挟みに苦しんでいたらしい。

マヨナカテレビにおいて出現した異様な商店街にあるコニシ酒店では「陽介の事は内心ウザイと思っていた」「仲良くしてたのは店長の息子でたまたま都合が良かっただけ」という彼女のシャドウらしき声が聞こえ、陽介を打ちのめした。

※しかし、シャドウの発言はマイナス感情を大きく誇張したものであり、早紀が亡くなっていることからも、彼女自身がこの声を受入れられなかったと推測できる。


学内における彼女の評価は別段芳しくはない(諸岡金四郎には死後あからさまに批判され、陽介が憤る場面もある)が、4月15日の講堂でのイベントでは彼女のファン(女子)の発言や、終盤の聞き込みでは同級生らしい女生徒から「悪くいわれることが多いけれど、本当は良い子だ」という評判を聞くことが出来る。

同性や年下に慕われる、面倒見の良い性格だったようで、弟・尚紀のコミュでは「変なところで長女ぶる」「一人で抱え込む」などと評されている。ジュネスでのアルバイトの経験が実家の酒屋に役立つ、と考えていたことも語られ、姉弟仲はごく普通に良かったようだ。

同コミュでは、彼女が幼少期、足場の悪い石が並ぶ鮫川を軽々と渡って行った事や、シュークリームを二人で食べた思い出など、日常的なエピソードが語られる。

また小説「キリノアムネジア」は、彼女がメインヒロインとなっているが、登場人物全体の性格描写の違和感から、ゲーム本編と別物として考える向きもある。

漫画『The Magician』によると、陽介とは文化祭の時に出会った。本人が言うには陽介に興味があったらしい。

非公式

今作のキーパーソンの1人。しかし出番は少なく、序盤に一度だけ主人公らの前に姿を見せ、すぐに退場する。
外見的にも設定的にも地味なキャラだが、異様な商店街での衝撃的な声をフォローするエピソードが特に無いこと、魔術師コミュでは交際相手の大学生との経緯が最後まで不明であるなど、その本心や生活に謎を残したキャラでもある。

完二とは面識があると思われる(巽完二は早紀の弟小西尚紀と古い付き合いがある)が、彼女の死に関しての反応は特に描写されていない。

体型・服装・髪型的には海老原あいに近いように見受けられる。