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【スポーツ】

愛ちゃん4強 日本人初優勝見えた

2013年6月23日 紙面から

◇卓球 荻村杯ジャパンオープン

女子シングルスで準決勝進出を決めた福原愛=横浜文化体育館で(佐藤哲紀撮影)

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 日本女子最後のとりでを愛ちゃんが死守した。ワールドツアー、荻村杯ジャパンオープン第4日は22日、横浜文化体育館で男女のシングルス準々決勝などを行い、女子シングルスでは福原愛(24)=ANA=が2回戦で李皓晴(香港)を4−2で、準々決勝で車暁曦(中国)を4−1でそれぞれ下し日本人で唯一準決勝に進出。女子シングルスでのこの大会日本人初優勝を視界にとらえた。

 開催国のエースとして、福原が負けるわけにはいかなかった。「1試合でも多く試合をしていいプレーを見せたかったので、まずは最終日に残れてホッとしている」。第1シードの石川佳純(全農)、同じロンドン五輪団体銀メダルの平野早矢香(ミキハウス)が早々に姿を消した今大会、日本の顔がしっかりと面目を保った。

 試合自体は2試合とも危なげない内容だった。「2戦とも思い描いていたプレーがしっかりとできたので、すごく良かった」と充実感をのぞかせながら振り返った。準々決勝で対戦した車は、1年間ケガで欠場していて世界ランクこそ持っていないが、卓球王国中国の2016年、20年五輪に向けた秘密兵器。「冷静に試合を進められたし、攻めるところは思い切って攻めることができた」と、今後に向け経験を生かして強烈な先制パンチを見舞った。

 この大会で日本人が唯一優勝していないのが女子シングルス。日本卓球界にとって単なる1勝以上の重みを持つ優勝まであと2つに迫った。「どの大会でも優勝したいけど、日本で行われる唯一のワールドツアー。優勝できたらいいなと思う」と気持ちを込めた。12年前、初めて日本代表としてデビューしたのがこのジャパンオープン。運命的な大会でまた新たな歴史を刻む。 

  (川村庸介)

 

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