東京芸大シンフォニーオーケストラをバックに相撲甚句を披露する幕内・勢=東京都台東区上野公園の東京芸術大学で
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相撲甚句とオーケストラの和洋異色コラボが実現した。幕内の勢、三段目の安芸乃川、同鶴乃湖が22日、東京都台東区の東京芸術大で開かれた「第13回学長と語ろうコンサート」で、東京芸大シンフォニーオーケストラの演奏をバックに相撲甚句を披露した。
東京芸大の宮田亮平学長が横審を務めていることがきっかけで実現。「違った相撲の魅力を伝えたかった。次は国技館でもやりたいですね」と宮田学長。「甚句は自分のタイミングで節を回す。タイミングを合わせるのが難しい」という勢も、「やみつきになった。相撲を知らない人もこれを機に見に来てくれれば」と美声でPRした。
約30分の甚句が終わると、約1000人の観客は総立ちで拍手。企画した八角広報部長(元横綱北勝海)も「大成功。国技館に来たことがない人に親しみを持ってもらえれば」と手応えを口にしていた。 (岸本隆)
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