キャンドルの明かりで「平和の礎」に刻まれた名前が浮かび上がった。後方は上空に向けて照らされたサーチライト=22日夜、沖縄県糸満市、藤脇正真撮影 |
キャンドルの明かりで「平和の礎」に刻まれた名前が浮かび上がった。後方は上空に向けて照らされたサーチライト=22日夜、沖縄県糸満市、藤脇正真撮影 |
沖縄は23日、68年前の沖縄戦の全戦没者を悼む「慰霊の日」を迎える。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の県平和祈念公園では22日、追悼式の前夜祭があり、遺族ら約400人が参列した。
会場では5千本のキャンドルがともされ、空に向けてサーチライトも照らされた。県内外から訪れた遺族は、海を望む高台で「平和の鐘」を鳴らすなどして故人をしのんだ。沖縄戦で父を亡くした那覇市の金城清文さん(72)は「20日が父の命日。あと4日早く沖縄戦が終わっていれば父は助かった。悔しい思いが消えない」と話した。
23日午前11時50分からは、同公園で県主催の追悼式が開かれる。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部