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奈良でダイヤモンド富士撮影6月21日 16時8分
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22日にも世界遺産として登録が決まる見通しの富士山について、太陽が山頂にかかる瞬間、「ダイヤモンド富士」をとらえた写真が、最も遠い292キロ離れた奈良県の山で撮影されました。
撮影された場所は、奈良県にある標高およそ1700メートルの大峰山の仏生ヶ岳で、今月5日の早朝、奈良県天理市の男性が、富士山の山頂に朝日がかかる瞬間をカメラでとらえました。
富士山までの距離が遠いため、山の大きさに対して太陽がかなり大きく写っています。
専門家が写真を分析したところ、写っていた山は富士山で間違いないと確認され、撮影場所は富士山から南西に292キロ離れていて、ダイヤモンド富士が見える最も遠い場所だということです。
ダイヤモンド富士は、場所や時期、それに気象条件が整わないと見られません。
写真を分析した長年、富士山の観察と研究を続けている筑波大学附属高校の教諭、田代博さんは「梅雨のこの時期は富士山が見えづらいので、こんなに遠い場所から撮影できるとは思わず大変驚いた。世界遺産に登録される富士山がごほうびをくれたのではないか」と話しています。
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