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できごと
偽造の在留カード、水際で初摘発 大阪の中国人ネット注文…くりぬいた本に隠した国際郵便
2013.6.21 18:30
インターネットで偽造在留カードを注文したとして、大阪府警国際捜査課は21日、有印公文書偽造容疑で、大阪市西区九条の会社員で、中国籍の鄭爲文(ジョンウェイウェン)容疑者(29)を逮捕したと発表した。
大阪税関が12日、関西国際空港に届いた鄭容疑者宛の国際スピード郵便(EMS)の中に偽造カードを見つけ、府警に通報。カードは中国の偽造旅券とともに中身がくりぬかれた本の中に隠されていたという。
在留カードは従来の外国人登録証に代わって昨年7月から交付。水際で偽造カードが摘発されたのは初めてという。カードには偽造防止用のホログラムやICチップが付いているが、府警は偽造の手口について明らかにしていない。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、就労制限のない永住資格の在留カードをインターネットで注文し、何らかの方法で偽造させたとしている。鄭容疑者の在留資格では限られた業種でしか働けず、「アルバイトを掛け持ちして稼ぎたかった」と容疑を認めている。
EMSは中国の福建省から発送。鄭容疑者は「1200元(約1万9千円)を払った」と話しており、府警は発注や入手の経緯を調べている。
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