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日ロ経済協力で企業合意相次ぐ
6月23日 4時39分

安倍総理大臣がことし4月にロシアを公式訪問してから、両国の経済関係の進展が期待されるなか、ロシアで開かれた国際経済フォーラムに合わせて経済協力を深めるプロジェクトで日ロの企業間での合意が相次ぎました。

ロシアのサンクトペテルブルクでは、22日まで3日間にわたって、プーチン大統領をはじめ、内外の政治・経済界の代表を集めた国際経済フォーラムが開かれ、日本とロシアの企業関係者が会談する機会が持たれました。
このうち川崎重工は、ロシアの電力会社との間で、極東のマガダン州で水素を生産する最新のプラントを建設するため、事業化調査を進めることで合意しました。
また、三菱重工と双日はロシア北西部のボログダ州で大規模な肥料プラントを建設することで、ロシアの大手肥料メーカーとの間で契約文書に署名しました。
このほか、丸紅がロシア国営の石油会社「ロスネフチ」からLNG=液化天然ガスを購入することで合意するなど、安倍総理大臣のことし4月のロシアへの公式訪問を受けて両国の経済協力を深めるプロジェクトで合意が相次ぎました。
ロシアのプーチン大統領は北方領土問題を進める環境の整備として経済関係の進展を挙げており、日本政府もこうしたプロジェクトを後押ししていきたいとしています。

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