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辛坊さんらの救助にUS-2以外にも厚木基地のP-3Cが、2機出動していた

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小型ヨットでの太平洋横断に挑戦していたニュースキャスターの辛坊治郎氏と全盲のセーラー岩本光弘さんからの救助要請を受けての海上保安庁、海上自衛隊の今回の救出劇。防衛省より逐次情報が、発表されていました。

報道では、海上自衛隊厚木基地よりUS-2救難飛行艇が、2機現場に飛来し、1機が救助したという報道でした。でも、US-2が現場に到着する以前に現場の情況確認などの支援に海上自衛隊厚木航空基地の第4航空群のP-3Cも活躍していたそうです。

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P-3Cは、水上への着水は出来ないものの、巡航速度は、US-2の260kt(約470km/h)に対して607.5 km/h (328 kts)と早いため、早期の現場到着、情況を確認し、後続のUS-2へ情報提供などの支援をしたものと思われます。

 防衛省の発表によると21日の状況は、以下のとおり

【21日】

10時00分 第2管区海上保安本部長から航空集団司令官に対し、災害派遣要請。

10時49分 第4航空群のP-3C×1機が離陸。

11時39分 第31航空群のUS-2×1機が離陸。(波高が高く帰投)

15時05分 第4航空群のP-3C×1機が離陸。

15時08分 第31航空群のUS-2×1機が離陸。

18時14分 上記US-2が乗員を救助。(体調に異常なし)

22時30分 厚木航空基地にUS-2が到着。

22時40分 撤収要請。

今回の報道で、世界でも珍しい海上着水能力を有する救難飛行艇を日本の海上自衛隊が保有し、外洋での海上着水という難易度の高い能力を海上自衛隊が有することを国内外に知らしめることになりました。

その詳細では、海上自衛隊第四航空群ほか多くの海上自衛隊関係者などの支援による救出劇でした。海上自衛隊、海上保安庁、関係各署のみなさま、お疲れ様でした。

ちなみに辛坊さんは、鳥取県米子生まれ、お父さんが自衛官でその後転勤に伴い埼玉県入間市に大学時代まで在住とのこと。美保基地から入間基地。お父さんは、航空自衛官だったんでしょうかね。

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