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山岳遭難者が過去最多 中高年が大半6月16日 4時10分
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去年1年間に全国の山で遭難した人は2400人余りと、統計が残っている昭和36年以降、最も多くなったことが分かり、警察庁は登山ブームを背景に中高年の登山者が遭難するケースが目立っているとして注意を呼びかけています。
警察庁によりますと、去年1年間に全国の山で遭難した人は、おととしより12%多い2465人と4年連続で2000人を超え、統計を取り始めた昭和36年以降、最も多くなりました。
このうち死者と行方不明者は、去年5月に北アルプスの奥穂高岳で30代の男性2人が登山中に尾根から滑落して死亡するなど284人に上り、年齢別では60歳以上が68%で、40歳以上では全体の89%と中高年が大半を占めています。
中高年が遭難した理由をみますと、「道に迷った」が42%と最も多く、次いで「滑落」が15%、「転倒」が14%などとなっています。
山岳遭難ではことしの大型連休中にも22人が死亡しており、警察庁は体力や経験、それに気象条件に見合った余裕のある登山計画を立てるよう注意を呼びかけています。
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