豊田・藤岡南中:日韓の中学生がスイーツで交流 /愛知
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
2年前の開校以来、韓国・光明(クァンミョン)市の鉄山(チョルサン)中と相互訪問などを続けている豊田市西中山町の市立藤岡南中で、両中の生徒たちが考案した「日韓スイーツ」を作るなどして交流を深めた。
来日しているのは3年生の18人で、藤岡南中の生徒宅にホームステイしている。この日は「韓国のおやき」という「ホットク」と日本のたこ焼きの生地を使ったスイーツ「トッタコ」を作った。鉄山中の生徒はホームステイ先の生徒と一緒に、卵と粉を溶かすなどして生地を作り、クルミやチョコレート、いちごジャムなどを入れ、たこ焼き器で焼いて完成させた。
続いて、鉄山中の生徒は浴衣の着付けを体験し、両中の生徒がそれぞれの国の伝統楽器の琴とサムルノリ(太鼓)で「さくらさくら」を演奏した。
昨年度は、鉄山中の生徒が藤岡南中の体育祭で「ソーラン踊り」を披露し、藤岡南中の生徒が鉄山中でサムルノリに挑戦するなど、毎年交互に訪問している。鉄山中の生徒は21日に帰国し、藤岡南中の生徒が10月にも訪韓する予定という。【中島幸男】