ワンピンとスパーリングを行うカシン（右）

　ＩＧＦの指導委託者ケンドー・カシン（４４）が１８日、東京・高円寺の猪木道場で実施中の「ＩＧＦ強化合宿」の模様を公開した。

　ＩＧＦは現在、総帥のアントニオ猪木（７０）が参院選出馬を表明し、選手たちも「ＩＧＦ選抜総選挙」のため大揺れだ。この日も鈴木秀樹と将軍岡本が選挙応援のため、鈴川真一はブラジル修行に向けたビザ取得のため、そして澤田敦士はＩＧＦ選抜総選挙で票数を稼ぐための枕営業に忙しく不在だった。

　そんな中「オレは小川派でも藤田派でもない。ただ長いものに巻かれたいだけだ」と自ら総選挙を辞退したカシンは道場に残った定アキラ、中国人留学生のワンピン、そして新日本プロレス時代の盟友・高岩竜一を道場へと呼びつけて強化合宿を敢行した。

　朝は６時に起き、ランニングに始まり、昼過ぎからはスパーリングや体力強化用の「生きているのが嫌になるサーキットトレーニング」で肉体を徹底的にいじめ抜いた。「目的は定君とデビューを控えたワンピンを強化すること。大体、猪木さんが参院選に出るって時に、それをちゃかすような企画を思いつくサイモン・ケリー猪木という男は…。（中略）強化合宿には栄養摂取も重要なポイントなので、定君のお母さん（定真理子さん＝栄養療法カウンセラーとして著書多数）にも、ぜひ合宿に参加してほしい」と、指導委託者としてＩＧＦの姿勢を批判した。