【ブラジル・ベロオリゾンテ発】コンフェデレーションズカップ１次リーグ最終戦のメキシコ戦（２２日＝日本時間２３日）に向けてＦＷ香川真司（２４＝マンチェスター・ユナイテッド）が自身の２試合連続ゴールで日本の歴史を変える。

　死闘となった１９日のイタリア戦で３―４と敗れてすでに敗退が決まっている日本代表だが、消化試合にするつもりはない。公式会見で選手の入れ替えの可能性を問われたアルベルト・ザッケローニ監督（６０）は「どこを見ても改良を加えなくてはいけないところはないと思っている。チーム全体が国際経験を積むことが必要で、強豪に近づくためには勝つことが必要だ」とし、出場停止のＭＦ長谷部誠（２９＝ボルフスブルク）以外はベストメンバーで臨むことを示唆した。

　これを受けて香川も「イタリア戦で２―３にされてから（一度は）追いつけたのは、チームの成長を示している。勝ちきることにこだわりたいし、攻撃的にいきたい。ゴールは狙っていきたい」と意欲十分。メキシコにはマンＵで同僚のＦＷエルナンデスがエースとして君臨するが、直接対決に勝って力をアピールする構えだ。

　日本は南米での公式戦はこれまで１分け５敗と未勝利。来年のＷ杯での躍進のためにも、負の歴史にピリオドを打ちたいところだ。