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「オコッペいもっこ」全国へ 青森・大間特産のジャガイモ

オコッペいもっこのブランド化を目指し、協議会を設立した関係者

 青森県大間町の奥戸(おこっぺ)地区で古くから栽培されているジャガイモ「オコッペいもっこ」を全国に売り込もうと、地元の生産者団体や大手流通業者などが20日、振興協議会を設立した。
 オコッペいもっこは在来品種「三円薯(さんえんいも)」で、こくのある味わいや収量が多いのが特徴。奥戸地区では1905年から栽培しているが、全国的には希少品種となっている。
 県によると、同地区では生産者13人が約3ヘクタールで作付けしている。2012年は農協に約4トンを出荷したほか、自家消費分も多い。近年は生産者の高齢化や作付面積の減少が課題となっていた。
 協議会設立は、地域の伝統的な食材を生産者とともに守ろうというイオンリテール(千葉市)の活動の一環。同社と十和田いおらせ農協、同農協大間町野菜部会、大間町などでつくる。
 各機関や生産者が連携を強め、作付面積の拡大や商品開発、販路開拓、食文化の伝承活動などに取り組む。秋には青森県内にあるイオンの6店舗で販売するほか、インターネットを活用し販路を広げる予定だ。
 イオンリテールの岡沢正章執行役員は「青森を代表するジャガイモとして認知度を上げ、地域の活性化につなげたい」と話した。


2013年06月22日土曜日


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