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白石市、卸売市場跡地売却へ 仙南農協が施設を集約
宮城県白石市は同市福岡長袋の市地方卸売市場跡地をみやぎ仙南農協に売却する方針を決め、21日、市議会6月定例会に関連2議案を追加提出し、可決された。同農協は市内の関連施設を集約する計画で、地元NPO法人が市場跡地で運営する農産物直売所「小十郎の郷(さと)」は営業を続ける。 市によると、市は本年度内に市場跡地約8220平方メートルを約8220万円でみやぎ仙南農協に売却する。同農協は同市大川町の白石地区本部とともに、市内の深谷、大平地区の農機具センターを市場跡地に移転し、集約する計画を立てている。 白石地区本部と深谷地区の農機具センターの建物は解体し、市と市土地開発公社が跡地を取得する。農機具センター跡地は隣接する白石インター工業団地の用地として活用する方針。白石地区本部跡地は老朽化した保育園の移転候補地として検討している。 集約後の新たな農機具センターはことし10月ごろの開業を目指す。市場跡地にある建物2棟は最長9年で取り壊し、同農協が白石地区本部を新築する予定。「小十郎の郷」は同じ敷地内で営業を続ける方向で協議を進めている。 白石市と市土地開発公社、みやぎ仙南農協は5月31日、一連の不動産取引に関する基本合意を締結した。 市議会6月定例会はこのほか、人権擁護委員候補者推薦など人事案2件に同意。総額1億6472万円を追加する本年度一般会計補正予算や、職員給与を7月1日から来年3月末まで平均3%減額する条例など12議案、議員提出の意見書1件を可決、専決処分4件を承認し、閉会。
2013年06月22日土曜日
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