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放射性一般廃棄物、バイオ菌使い分解 宮城・登米で公開実験

バイオ菌を使ったプラント(右)で廃棄物を減容化する公開実験

 生ごみ処理機など製造のジー・イー・シー(東京)は20、21日、福島第1原発事故により発生した多量の放射性物質を含む一般廃棄物をバイオ菌を使ったプラントで減容処理(量を減らすこと)する公開実験を宮城県登米市内で行った。
 同市登米町のとよま有機センターに、同社が開発したミニプラントを設置。市内農家ら約40人を前に、放射性物質を含むたい肥約30キロをプラントに投入し、処理する様子を公開した。
 プラントは縦約1メートル、幅約2メートル、高さ約1.5メートルの処理機上部に、牛ふんや稲わらを破砕する機械を備え付けた。内部で水を加えたバイオ菌約250キロを42〜45度に保ち、24時間かき混ぜることで、廃棄物を約98%減らせるという。
 実験は市内畜産農家の要望を受け、実施した。三好寿幸社長は「バイオ菌による分解処理は放射性物質が外にもれる恐れがない。焼却以外の処理方法もある」と話した。


2013年06月22日土曜日


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