緋弾のアリア~闇からの超越者~ (トゥーン)
<< 前の話 次の話 >>
第二話です。二巻までキンクリ。
ハジめまして、同類。
アリアが白雪の護衛をする少し前・・・
武偵高から実家に呼びもどされた水瀬 龍夜は頭領の元に行った。
「お呼びでしょうか。」
「来たか、【番人】水瀬 龍夜よ。貴様に番人としての仕事だ。」
龍夜は番人としての仕事という言葉に疑問を覚え問い掛ける。
「番人として・・・ですか?」
「そうだ。H家の娘からイロカネの反応があった。貴様には監視をしてもらうが方法は問わない。」
「承知しました。」
つまりアリアを監視するという事だ。
「イロカネを悪用したら消せと?」
「この国ではな。他は知らん。」
さらっと恐ろしい話をする二人。だが・・・・
「それだけですか?」
「なあ、龍夜。お前が冷たくて・・・・お姉ちゃんは悲しいよ・・・。」
頭領、水瀬 愛。龍夜の姉にして重度のブラコン。
「はあ・・・・姉さん、公私を混ぜない様にしてくれ。俺が反応に困る。」
「うう~。つれないなぁ、龍夜ぁ。そんな弟には・・・ダイビングハグだ!」
愛は水瀬流の技を使いル○ンダイブをする。
-しばらくお待ちください-
「うへへ~。弟成分ゲト~。これで後5年は戦える!」
とてもだらし無い顔をした愛。
「・・・・・。」
それを白い目で見る龍夜。耐えられなくなったのか、声をかけた。
「・・・・頭領。」
「何だ、番人。」
一瞬でシリアスモードに切り替わる愛。
「では、これで失礼します。」
龍夜は一礼し、部屋を出る。
「あ、結衣によろしく~。」
シリアル(笑)モードだった様だ・・・。
廊下を歩く龍夜は妹の結衣に何て言うべきかを悩みながら、別の事を考えていた。
(姉さん・・・・・貴方はとても優秀な人なのに何でこう、残念なんだ。会議とか開くと凄い頭領らしいのに、プライベートだと・・・・・はあ・・・・・)
水瀬 龍夜、一つ下の武偵の妹と二つ上の頭領の姉(二人とも重度のブラコンというか、最早異性として見てる?)を持つ家族の暖かみは解るが、他人や友人の暖かみは解らない少年であった。
少し時は流れ、
某所のファミレス
「いや~此処のご飯は美味い!」
「・・・黙って食え。」
幽呀は有里の趣味の外食巡りに付き合わされていた。
「失礼、私とした事が・・・・・。」
有里の胡散臭い言葉を右から左へ流しながら、幽呀は飯を食う。
二人は料理を平らげ代金を払い、店を出た。
「では、腹も満たされた事ですし、そろそろ帰りましょうか。」
(寝たいだけだろ・・・・。)
しばらく歩いて、幽呀は有里に小声で声を掛けた。
「付けられてるな。」
「ええ・・・・・誘き出しましょうか。」
有里も小声で返す。二人は進路を変更し、廃墟へ向かう。
「うん?」
とある廃墟のビル、眠っていたヴァニタスは複数の足音で目を覚ます。
(多いな・・・・一体なんだ?)
疑問を覚え、動き出そうとするが・・・。
突如、銃声。
段々此方に近づいて来る。
「敵か・・・・・。」
そう呟き、彼は【人喰らいの十字架】を持ち上げる。
銃声がなっている方では幽呀と有里が武装したギャング相手に戦闘をしていた。
「あーも~、ウゼェ!!数がッ、多過ぎですよっ!」
敬語が時々崩れながらも、ナイフを投擲し仕留めていく有里。その横では幽呀がカスタムハードボーラーを両手に持ち、銃撃戦を繰り広げていた。
「・・・・・。」
恐ろしい程の命中精度でギャングの構成員を片付けながら幽呀は有里にこう聞いた。
「・・・何をした?」
「情報売ったのに気付かれたかぁ?ま、いいやどうでも。俺に恨みがあるのは確定だろ。」
「はあ・・・・・。」
溜息と共に放たれた【閃光魔弾】、それを切り口に有里が大型のコンバットナイフを逆手に持ち接近。一瞬にして5人の首を落とした。その直後・・・・。
「アイン!伏せろ!」
「うぉ!?」
音が爆発した様な音と共に弾丸が壁を破壊して登場。数十人のギャングをミンチに変えた。
それだけでパニックになるギャングだったが、後ろから人影が接近、その人影が持っていたCz75フルオートで射殺されていく。
戦闘開始から5分足らず、幽呀と有里をつけていたギャング達は皆殺された。
破壊された壁からヴァニタスが、幽呀達の前からは澪が現れた。
「あれ?これは・・・・・全員同類ですかね?」
と有里は呟くが・・・・・。
「アンタは何を言ってる・・・。」
「同類?私は女ですが?」
珍解答が返ってきた。
まず話を切り出したのはヴァニタス。
「其処の女くらいか、俺とやり合えるのは・・・・・。」
返したのは有里。
「おや~、最近の若い人は随分強がりの様だ。外見だけを見て、中身は見ない・・ダメ人間の典型ですね~。」
その挑発に乗せられたヴァニタスは瞳を【輝く紫色に変え】こう言った。
「・・・・・死ぬ覚悟はできたか?」
「覚悟をするのは貴方です・・・・・よっ!!」
突如、有里がヴァニタスの眼前に現れ、無防備な顎に向けサマーソルトを放つ。
「ぐぉっ!!」
打ち上げられるヴァニタス。そこに・・・・・。
「ほら、痛くしますよ・・・!」
踵落しが脳天に命中。そのまま床に叩きつけられる。その時には瞳は黒色に戻っていた。
「ぐぁ・・・・くっ、何だよアンタは・・・・!」
普通なら死ぬレベルの攻撃、だが彼等にとってはお遊戯に等しい。
「ただの・・・殺し屋兼情報屋ですよ。」
有里とは「ああ、」と呟き、
「貴方は、被験体ですね。」
と言った。ヴァニタスはそれに反応してしまう。
「知ってるのか!?」
「勿論。私は同類ですからね。」
そう言い有里は背を向け立ち去ろうとするが・・・・・。
「逃がさない・・・!」
ヴァニタスが発砲、しかし・・・・・。
「目ぇ開いてんのか?バーカ。」
あっさり躱される。そして有里は続けて言う。
「【見逃してやる】って言ってんだよ、フードクン。テメェは馬鹿か?」
それを言う有里の瞳は【黄金に輝いて】いた。そしてビルから飛び降りる。
残されたヴァニタスは、
「・・・・・アンタを殺してやるよ・・・・・!」
そう決意をした。ちなみに有里は、
(そういや、アレサはどうしてんだ?まあ、直ぐに来るでしょう。しかしサマソからのカカトのコンボ・・・・・名付けて【処刑脚】(サイス)と言った所でしょうか?)
意外とアホな事を考えていた。
同時刻、ビル内で
「・・・・・。」
「特徴と一致・・・貴方が死神(リーパー)ですか。」
幽呀と澪は正面から対峙していた。
「初めまして、死神さん。私は桜井 澪、この度はお命をいただきに来ました。」
澪は名乗りを上げ幽呀に接近するが・・・・・。
「やめろ、お前じゃ役不足だ・・・・・。」
幽呀はそう言い、距離を一瞬で離す。
「へぇ・・・・・嘗めないでくださいよ、この私を・・・・・!」
だが澪は【瞳を輝く碧色に変え】幽呀に手刀を繰り出すが、あっさり腕を掴まれ・・・。
「・・・・・。」
幽呀は無言のまま、【瞬撃】を放つ。
「うぁあ!?」
澪はモロに喰らい壁に直撃、その壁にはひびが入っていた。
「ゲホッ!ゲホッ!カハッ・・・・・。え、エグいですね・・・・・。」
壁から出て澪はそういうがもう傷は治りかけている。だから、
「まだまだぁ!!」
彼女は、まだ戦えるのだ。そしてCzを撃ちながら壁を蹴り移動し幽呀の側面を取る。
だが幽呀は予想どうりと言わんばかりにハードボーラーを横に構え【赫色に変った瞳】で澪を見て、発砲。澪はそれを躱すが、目の前に赫色が映る。
「へっ?」
「・・・・・。」
幽呀が接近していたのだ、そして幽呀は【閃光魔弾】を放つ。
「嘘ぉ!?」
澪は何とか耐え切る事ができた。そんな澪を茶色の瞳で見ながら幽呀は言う。
「お前は、そのポテンシャルを活かせば更に強くなる。」
それだけ言うとビルから飛び降りた。
ビルから出て藍色の瞳に戻った澪は、
(絶対に・・・・貴方の弟子にさせて貰うよ・・・・・強くなりたいからね。それに楽しめそうだから・・・・・。)
まるで恋する乙女の様に(?)幽呀に弟子にしてもらう事を考えていた。
一方、幽呀と有里は速攻で廃墟を出ていた。
「幽呀さん。見逃したんですか?」
「お前もな。」
「うーん。なんだか大変な事になりそうですね。」
「・・・・・もうなってる。」
ジャンヌ・ダルク30世が逮捕された同時刻の事だった。
どうでしょうか?自分でも確認しましたが誤字や不自然な所があれば報告して下さい。