賠償情報紛失を謝罪 石崎東電副社長、双葉町議会で
東京電力の石崎芳行副社長(福島復興本社代表)は21日、いわき市の双葉町役場仮庁舎「いわき事務所」で開かれた双葉町議会全員協議会に出席し、損害賠償に関する個人情報が記載された書類を社員が紛失した問題について謝罪した。
議会からの要請で出席した。石崎副社長は「賠償に関わる個人情報を紛失し、深くおわび申し上げます」と頭を下げ、「(紛失した)書類はまだ見つかっていない。書類管理の在り方、管理に甘さがあった」と述べた。担当者が紛失に至った詳しい経緯などを説明した。伊沢史朗町長が立ち会った。
終了後、石崎副社長は紛失した書類について、双葉町議8人分の個人情報が含まれていたことを報道陣に正式に明かし、「再発防止策を検討している。あらためて議会や町民に報告したい」と述べた。佐々木清一議長は「あってはならないこと。危機管理に欠けている」と東電の態勢に憤慨した。
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