国保特定健診の受診率アップへ 健康朝食と温泉セット
会津若松市は21日、市国保特定健診の受診率アップに向け管理栄養士などが考えた“健康朝食”と温泉入浴をセットにした健診事業を同市の温泉施設「大江戸温泉物語湯屋あいづ」の協力を得て同施設で行った。
初の試みだったが「食事がおいしかった」「リラックスして健診を受けることができた」と好評。市はこれまで健診会場で野菜を販売したり、日帰り温泉の割引券を配布するなどあれこれ方策を練ってきた。今回の事業で手応えをつかんだ様子で、市は受診率アップにつなげたい考えだ。
市国保特定健診の対象者は40〜74歳で市国民健康保険に加入している人。市が掲げる受診率は60%だが毎年上昇傾向にあるものの40%台前半にとどまっているという。
受診者が伸びない理由について市は、対象者の中でも若い40代の受診率が低いことを挙げ「『特定健診を受けなくても自分は大丈夫』という思い込みなど健康に対する意識の低さがある」と分析する。
(2013年6月22日 福島民友トピックス)
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