香港株(終了):下落-週間では4年半で最長の値下がり局面
6月21日(ブルームバーグ):香港株式 市場で、ハンセン指数は4日続落。週間ベースでは約4年半で最長の下落局面となった。中国の銀行の信用収縮が利益に打撃を与えるとの懸念が広がった。中国本土で指標となる短期金利が過去最高水準から下げたことから、香港株の下落幅は縮小した。
マカオでカジノを運営する銀河娯楽 (27 HK)は8.4%安。JPモルガン・チェースが同銘柄の投資判断を引き下げた。時価総額で中国最大の産金会社、紫金鉱業(2899 HK)は6%安。一方、中国工商銀行 (1398 HK)は下げを消し、今月初めての上昇で引けた。
ハンセン指数 は前日比119.56ポイント(0.6%)安の20263.31で終了。週間ベースでは3.4%下落した。6週続落と、2008年10月以来最長の下落局面となった。ハンセン中国企業株(H株 )指数は前日比0.3%安の9237.47で引けた。
JPモルガン・アセット・マネジメントのアジア担当チーフ市場ストラテジスト、タイ・フイ氏(香港在勤)はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「中国には回復の勢いが欠けている。指標や流動性の逼迫(ひっぱく)により不確実性が高まっている」と述べた。
原題:Hong Kong Stocks Cap Longest Weekly Losing Streak Since2008(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シドニー Adam Haigh ahaigh1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/21 18:45 JSTニュース一覧
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