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米粉で料理おいしく、消費拡大へレシピ集 最上地域雇用創造推進協

2013年06月22日 12:25
近くのスーパーなどで手に入る食材と米粉を使い手軽にできるお菓子やおかずの調理法をまとめたレシピ集
近くのスーパーなどで手に入る食材と米粉を使い手軽にできるお菓子やおかずの調理法をまとめたレシピ集 (クリックで拡大表示します)
 おいしく、ヘルシーな米粉の消費拡大を図ろうと、最上地域雇用創造推進協議会(会長・青柳剛県最上総合支庁長)は米粉を使ったチーズケーキなどのお菓子や天ぷら、シチューといったおかずのレシピをまとめた料理冊子「米粉COOKING~その1~」を作成した。料理のポイントとなる工程を写真で図解するなど初めて作る人でも分かりやすい構成となっている。

 稲作農家の経営安定や水田の有効活用、6次産業化の推進などを目的に、県は県米粉利用拡大プロジェクト推進協議会などを組織し、多彩な事業を展開している。レシピ集発行もこうした流れを受けた事業の一環。2012年度米粉用米の県内作付面積、生産量がともに11年度を下回る状況となっているだけに、具体的な調理法を示すことで一層の消費向上と新産業創設による雇用拡大につなげたい考えだ。

 収録したメニューはお菓子とおかずがそれぞれ8品ずつ。編集に携わった最上地域雇用創造推進協議会の鮎川美代子実践リーダー支援員は「近くのスーパーなどで手に入る食材を中心に、家庭で作りやすい料理を選択した」と話す。具体的な品目はお菓子がロールケーキ、クッキー、プリンなど。一方、おかずは鶏の空揚げ、ひじきと枝豆の巾着などを載せた。

 同協議会は主催する料理教室で冊子に掲載した品目を実演する取り組みも進めている。参加者からは「天ぷらを作る際に使ったら、小麦の時よりからっと揚がった」などの声が寄せられたという。

 同協議会の曽根田友佳実践支援員は「米粉は小麦に比べ、油を吸収する割合が低かったり、混ぜ合わせる際、『ダマ』になりにくい特性がある。積極的に使うことで料理の幅が広がる」と話す。

 冊子は2千部印刷し、無料で配布している。問い合わせは同協議会0233(23)6212。

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