県内ニュースサクランボ、生食以外の活用は… 県と上山明新館高、商品開発の実習開始
2013年06月22日 10:38
紅さやかを収穫する上山明新館高の生徒=上山市皆沢
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労力の不足や規格外などで、収穫と出荷が困難なサクランボの付加価値を高める狙い。県によると、中でも早生品種「紅さやか」は、生食用の収穫適期を過ぎるとポリフェノールの一種アントシアニンが増加し、赤色素も強まり加工に適する利点があるという。 この日は上山市皆沢の果樹園で、同校食料生産科の2年生15人が受粉樹として栽培されている紅さやかを収穫。加工しやすいよう軸を残してもぎ取り、約100キロを集めた。今後は市内の企業とも連携し、7月以降をめどにアイスクリームや焼き菓子を開発する。同校の鈴木愛花(まどか)さん(16)は「山形県特有の商品を作りたい。サクランボのジャムをクリームに混ぜたら面白いと思う」と話していた。
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