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「しごと館」 京都府に無償譲渡へ
6月17日 16時26分

多額の赤字運営が問題となって3年前に閉館した京都府にある職業体験施設「私のしごと館」は、国の財産を自治体に無償で譲渡できるようにする法律が17日の参議院本会議で成立したことを受けて、京都府に無償で譲渡されることになりました。

京都府にある職業体験施設「私のしごと館」は、国が580億円余りをかけて建設しましたが、多額の赤字運営が問題となって平成22年に閉館し、京都府は、この施設を地域の研究開発の拠点として利用する計画を立て、国に対し無償で譲渡するよう求めていました。
この提案を踏まえて、政府は「私のしごと館」を京都府に無償で譲渡する方針を固め、買い手のつかない国の財産を、研究開発のため自治体に無償で譲渡できるようにする特区の創設を盛り込んだ総合特区法の改正案を国会に提出していました。
17日の参議院本会議で法律が成立したことを受けて、「私のしごと館」は、国から京都府に無償で譲渡されることになりました。
総合特区は、産業の国際競争力の向上や地域の活性化のために、国が地域を特定して、規制緩和や税制の優遇措置を認める制度で、これまでに全国で44の地域が指定されています。

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